第100章 未来(さき)へ
小南『一か月後とか言わないでしょうね?;』じと目
迅『ほんの数時間後』
『!!!?』
迅『さあ、一旦寝よう
秀次、木虎
確実にそちら狙いで来るから気を付けて
駿も気を付けろよ?
さっきは見逃してもらえたけれど…
次余計なことを考えたら伝わって石化なんて未来もある』
駿『ごくり
わ、わかった!気を付けるよ迅さん!』胸の前で拳を作り大きく頷く
迅『じゃ、みんな
おやすみ』
『……………』
ばたん
扉が閉まる音だけが響き…
そして……
自室のベッドで迅は考えていた
壁を叩いた後
先程したやり取りが脳裏をよぎる
迅『昔の恵土先輩と比べて
戦った時、どう感じた?』
『え?
そりゃ強かったです
とっても!昔より強く…って
でも……』
『こくん)
いつもなら…
ほら回復したぞ!次だ次〜!^^って
ずっとずっと修行をつけてくれてたんです
その間もずっと…全く、疲れを感じなくって
怖さとか、不安とか、色んなものを振り払ってくれてました
でも……
昔なら、側にいるだけで力が湧いてきていたんですけれど…
それが感じられませんでした
それも…全く』
風間『!つまり……
迅『ああ…
間違い無い
恵土先輩の魂と霊体が限界で
死に瀕している
だから襲撃してきたと見て間違い無いだろう』
『!!』
迅『その前にあった襲撃で死に掛けて
その回復に力を使った影響も多少はある
と思う
あくまで推察だけれど…』
秀次『……………
迅…俺が攫われれば、どうなる?』
迅『………
正直に言う
一生ここには戻れなくなる
木虎もだ』
秀次&木虎『!!』
迅『………
ゲートを開ければ行ける可能性はある
けれど…』
忍田『今は休め
あちらを覗きに行くにしろ
休んだ方がいい
治療は難解を極めると見ていい
終わる頃を狙って叩いた方が確実だ
治療まで未然に防ぐ訳にはいかない』
『………了解!』
言いたいことを飲み込んで、返事をし…眠ることになった
迅『はあっ…』
心が沈み、重くなる
そんな心地に迫られる中…静かに目を閉じた
少しでもいい未来になれば、と…
そう願いながら……
だってあの人(恵土)は——いつも…とんでもない局面を、希望のある未来へ変えてくれた……
俺達も俺達で続かなければ、僅かな波紋で終わってしまう
必ず帰ってこれるようにしないと…と
