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Unlimited【ダンまち】

第100章 未来(さき)へ





母が腕の中で事切れた時…

何かが弾けて、千切れる音がした
恵土「うわああああああああああああ!!!!!!!!」

喉笛から、喉が千切れるんじゃないかというぐらいの絶叫が木霊した

涙を流しながら、母を腕に抱いて、上を向いて咽び泣いて、泣き叫んでいた

外は雨で…気付けば天井も無く、私に降り注いでいた


母や姉、祖父母に張られた結界はそのままで…
マザートリガーの意志なのか、私にまで結界が張られていた

そして…村の結界は解けていた

村の人達にも全員に結界が施されていた
守りたい、大好きだという想いは…変わらなかったから


目が覚めた時には…
夕暮れで……

村全体が真っ赤に染め上げられていた

無傷だったのは私達だけで…


「あんただけは何があっても絶対守るからね」
母の言葉、声がよぎる

あの日、交わした約束も…同時に押し寄せてきていた


恵土「うわああああああ!」
気付けば、無我夢中で走っていた

ショック故か、前世の記憶も取り戻し、戦う術を得ていた


棒切れを振るい爆散させると共に、トリオン兵達が横薙ぎに全て消し飛ぶ中
自宅の納屋にあった木刀を拾い上げ、全てを蹂躙し死に追いやったトリオン兵達を全て討滅した
56cmのもので…当時は両手で持てるぐらいのものだった

次の日の夜明けまで、ずっと暴れ続けていた


有吾含め、全てを貫通して斬り刻んでいた
結界を刃状にして纏っていたんじゃないかと推察されていた

ここじゃない何処かに行きたい
そう望む私に、有吾が持ち掛けた

新しい世界(ネイバーフッド)を見せてやる
ついてこい



もう…死んでも怖くない
大事な人の元へ帰るだけだ
少しでも…同じ人を出させない
少しでも減らす…

たとえ……死ぬとしても、少しでも多く道連れにしてでも、守り抜いてみせる…今度こそ


守ると約束した
何一つとして守れなかった

村も
家も
家族も
最愛の人達も
全て——


学年で言えば、小1の終わり頃か…

だからかな…
アフトクラトルで色んな人と接する内に…
ミデンのことも知りたくなってしまった

どうでも良かった
はずだった

それが少しずつ…変わろうとしていた


アフトクラトルと同じで…
人の数だけ、みんな違うんじゃないかと

僅かに希望を持てた



それを確信に変えてくれたのが…進だった(微笑)


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