第100章 未来(さき)へ
小南『でも散々暴力振るわられたのよね?』
恵土「まあな、暴言もいっぱい
婿入りで肩身が狭かったんだろ」
烏丸『レイプもされたって聞きましたけど?』
恵土「うん
遊び相手がいなかったんだと
単純に…制御が利かなくなったんだろ
禁欲生活に近いものだったし、外のが物が溢れている分コントロール出来た
それが出来なかったから…
娯楽は…トリオン集中と纏いが出来る人しか出来ないようなものばかりだったからな」
『へえ』
恵土「ちっさい頃は
トリオンを纏わせて宙に浮かせて立体おはじきとか
それをかわしながら投げてぶつけ合う高度な遊びだ
生身に当たればアウトな
ちゃんと生身に当たったらその瞬間に全部解除される
だから傷は付かないように配慮されてるし、使える人…大人が念の為監視についてる
その指揮を取って応援してたな
父の指揮は結構うまかった、らしい
囲碁が得意だったらしくてな…私も負けるぐらいの腕前だった
調子に乗せとけば変なことはしないからそちら方面で行こうと対策を取られるぐらいには…
そういった遊びの指揮を頼みたいと仕事を振られ、馬鹿になんかしていないし寧ろ頼りに思ってる助かっていると徹底した結果、落ち着いてきたしな」
小南『村ぐるみでやらないといけないぐらいなのね;』
恵土「要するに楽しみが無かったんだ
で、その発散場所としてやってたって感じだったっぽい
姉は…口も手も八丁な父のことを…
あんまり良くは思ってなかったらしい
もともと村で生まれ育ったものは当たり前だが
外から来たものは慣れるまでが大層地獄だったらしい
で…たまたま耐え切れずに強行に移ったと…
ものが無い、娯楽も無い、遊ぶ機器も無い
電気は走ってるが通信機器が電話を除いて無い
しかも電話は村内でしか機能していない
デルビル磁石式電話機ぐらいで…
後はみんな手紙でやり取りしてたな
外の便利さを知ってるからこそらしい
で…母がずっと断ってたせいか限界に達して私をレイプした後
姉がキレて、台所に私を連れて閉じこもり籠城して
皆が集まるまで待った
姉を殺され
母方の祖父母も殺され
私を殺し掛け
それを邪魔する母を殺した
その結果に伴い…
断末魔を上げて、母に全てを送ろうとしたが…
その回復の術に最も長けていたのが母(宿灘、魂の補修役)であり…
結果として生き残り、蘇生された
