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Unlimited【ダンまち】

第100章 未来(さき)へ





最初に継承をする際…

何かと向き合った感覚がした——


周りも何もかも見渡す限り全て真っ暗闇の空間の中にいて
掌大の白い球体だった卵が私の体より大きくなっていて
その中から羽根を折りたたんだ鳥のような目が瞬きしてこちらを見た

見つけた——
小さく声がした


孵化する時を…待っていたのかもしれない」

『へえ…』
駿『生き物だったんだ』

恵土「適合するかどうかはブラックトリガーに近いかもしれん
相性でどうとでも転ぶ


選ばれる頻度は…

分家で2回、次に本家で1回
その流れが常だった

最初のみを除いてな…

その分が来たのだと思いなさいと、始祖神は村長へ説き伏せていたらしい


生贄だった祖父は、見合いで知った祖母と結婚した

血が近い者同士だと血が壊れると始祖神から教えがあり、それを守っていた
天皇家もそうしていたのだからそういうものなのだろうと村の皆は受け入れていた

祖母は気功を用いることが出来、人に気を分け与えることが出来た
それはトリオン能力あるいはサイドエフェクトによるものだと見抜いたから、本家が連れてきた
祖母にも祖母家にも了承も得た上でな
嫁入りという形で
たくさん金を渡したらしい

生活関連は村の連中に任せて、金も稼げていたし」

『ほお…』


恵土「私が生まれてくる前…
本来の母の見合い相手は有吾だった、遊真の父親の
『えええええええええええ!!?』

恵土「母は継承した後で村から出れんし、本家が決めたことなんだがな」
駿『え?え?え?でも違うんだよね?』
恵土「ああ(頷く)
断られたそうだ
気分じゃないとさ」
『………;』


恵土「でもって…
金がたくさん転がり込む、裕福という部分を聞き付けた有吾の弟が駆け寄って見合い相手になった

散々調子に乗ってたけどな…

サイドエフェクトも僅かながらあったし、悪いやつでは無いという話だったから
強化五感の強化視覚を持っていた

名前なんだったっけか…
満男(みつお)だったか

いつもメガネをかけていて…見え過ぎるのをコントロールしようとしていた


鼠径ヘルニアの手術をした後
一か月ほど満足に動けなかった私に
ブラウン管テレビとファミコンをわざわざ昔の家から持ってきてお下がりでくれた

将棋もそれで知ったし、最強モードで全勝するぐらいには遊んでいた
遊び方も教わったしな」微笑


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