第100章 未来(さき)へ
駿『へぇ~…』
遊真『星はどうなったの?
人体実験?をしてた星』
恵土『ああ、滅んだ』
『!!?』
恵土『正確には…
人体実験をされた分家の初代当主となる人…光寿(みつひさ)さんに始祖神が宿って
全てを支配下に置こうという馬鹿を一緒になって力を合わせて始末して
で…マザートリガーを奪取して残った人々を各々の星へ帰し、行き場の無い人のみを連れて帰還した
元々住んでいた地球へ…
本家と分家は双子の兄弟だったんだ
その時、マザートリガーは始祖神の手によって変質し、変わっていた
トリオンを注ぎ込めば結界を張り、中にいるものを守り、結界内部ではゲートを発生させない、トリオン兵もネイバーも寄せ付けないものへ
で…それを起動できるのが、始祖神が直々に宿った分家当主光寿さんだけだった』
駿『?分家?』
風間『一つ質問してもいいか?』
恵土「ん?勿論」
風間『……
始祖神が宿れたのならば、そのものが本家となるべきじゃないのか?』
恵土「ああ…普通ならな(頷く)
でも役割が役割だけに、村から離れることが出来ず、手続きも出来ないんだ
起動を続けるには、村の範囲内50km四方の内側にいないと切れてしまう
だから役割を二分することにし、光寿さんが弟だったこともあって分家で、という流れとなった
1000年前は平安時代で、家督は長男が継ぐのが常だったからな」
風間『なるほど』頷く
恵土「本家は分家と村を守る為に戦い村を仕切る
分家は結界を継いで行き戦いの補佐をし村を守る
という感じで役割分担してたんだ」
『おお』
恵土「本家は赤系統が多くて、戦闘系の人達が多くいた
自己強化に秀でていて、己が身を持って全てを倒すって感じの人達ばかりだった
中でも村長は歴代の中でも最も強い人で、剣豪…実の息子相手にも瞬殺してた
奉神祭の御前試合で
奉神祭(ほうじんさい)ってのは
変わらずここに宿って下さり、滞在して下さり、ありがとうございます
お陰様でまた新たな時を迎えることが出来ました
今後もよろしくお願い致します
という…感謝を伝える為のものなんだよね
毎年10月15日に行われていた
トリオン操作は生きていく上では必要不可欠ってことで、物心着く前から自然と教わっていた
トリガーなんて無かったからな、結界以外
その結果、そちらの技術が発展していった、という流れだ」
