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Unlimited【ダンまち】

第99章 瘀血(おけつ)





22:35
秀次『何故夜にばかり来るんだ』
迅『やっこさんの都合(トリガー)上、夜の闇に紛れ込むのが一番やりやすいんでしょ

恵土先輩、絶対寝かせておいて
死ぬから』
秀次『もうやってる』

木虎『まさか添い寝だけで、それも撫でるだけで寝るなんて…』
迅『そりゃ惚れてるから(キラン!にや)
昔から一緒に寝た仲だし、5歳から』
秀次『誤解を招く発言をするな💢』

時を同じくして
敵側の遠征艇内
首魁『行くぞ…
ミデンを蹂躙する!!』

その言葉と共にミデンへ入ろうとしていた


迅『そろそろ来るから気を付けて』
『了解』


22:38
なんの音も無く、女性が現れた

『!』
女性『……』すっ
秀次『待て!何をする気だ!!?』
恵土の左側(頭側へ)に突如何もないところから現れ
胸に手を伸ばす

迅『そのままにしといて』
秀次『!?』

迅『多分…治療だ』

ぽおっ
白い光が病室内を包み照らす
トリオン器官が見えるようになり、穴もそのままであるのが見て取れた


木虎『……何をしているのか教えてもらっても?』
女性『………
穴が空いたでしょう?
それを塞いで、トリオン脳や全身への切れた管を繋げてるのよ』
『!』

秀次『何故する?
昨日連れ去ろうとしたのはお前達だろう!!?』
女性『私はそちら側じゃない
少なくとも…

彼女のトリオン器官も、命も要らない
殺してでも奪おうとする派閥じゃなく、こちらに来させたくない側だから』

秀次『………どういうことだ?』
女性『私達は要らないのよ
上がそう言うから渋々従ったふりをしているだけ』

上が奪いたい側
それ以外で要らない側がいる

秀次『迅…恵土が起きていたら死ぬとはどういうことだ?』通信

迅『……お前は知っているだろう?
トリオン器官が抜かれた人がどうなるか

必ず死ぬ
それを仮死状態に抑え込んで
盗んだトリオン器官諸共、生身も取り込み一緒にさらう
それが昨日の罠の正体だ』
『!!』

駿『迅さん!』
迅『ああ、すぐ行く
木虎、射線空けといて』

木虎『了解』通信
ちらっ
窓を背に立っていた木虎が
少しずつ右へズレ
秀次の後ろを通り、秀次の右後ろ(ベッドの正面)側まで移動する

トリオンが足りないから朝から吐いて色白の肌がもっと真っ青になっていると判断され戦えない人からトリオンを貰っていた
ボーダー本部基地で


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