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Unlimited【ダンまち】

第99章 瘀血(おけつ)





小南『と言うかあんたの場合、恵土の前だといつも外してるじゃない』
太刀川『…そうか?』
二人『そう』力強く頷く

太刀川(息ぴったり過ぎね…?;)
恵土「っ…
ぅっ…」ふらっ
どさっ

恵土「はあっはあっはあっはっ」
息苦しそうに目を瞑り顔を顰め、身をよじり横向きになり胸や腹を手で押さえる


太刀川『大丈夫か?』
林藤『比較的楽にはなったはずだ』
変わらず林藤が背を撫で続ける中
吐瀉物の処理を風間が率先してし出した

吐いたことをナースコールで報告し、駆け付けた看護師へ吐いたのはこちらだとビニール袋と洗面器を差し出しながら伝え、洗面器の中身を捨てて大丈夫か許可を取ろうとし、看護師から「こちらで廃棄します」と捨ててもらっていた


小南『医学部って…
吐瀉物(としゃぶつ=吐いたもの)の扱いまでわかるの?』
風間『食中毒の場合にせよ検査まではしないが
それを捨てるには消毒等の後処理が必要になる
勝手に動いて苦労するのはあちらだからな』
林藤&小南『流石医学部』
木虎はその会話の中で、ベッドに膝を付いて恵土の背を撫でていた


木虎『大丈夫ですか…?』
恵土「だい…じ…ょ」かくっ

小南『気絶したわね
あれ?太刀川さんは?』
風間『窓際で外の見張りに専念している』

すっかり不貞腐れたようで…
若干空気が沈んでいた

が、その目は真剣だった


風間『胃腸の弱い患者として朝食をお願いした方がいいかもしれん←腕組みし考え込む
まだ数日は様子見が必要だろう
検査も兼ねてな』
小南『なるほど
所でまた全身見てもらうの?』
風間『昨晩CTで診てもらったが異常は無かった
あくまで用心という意味だ
経過観察で入院してもらって何も無ければ退院で進むと思う
昨日は大怪我だったからな
出血性ショックも起こし掛けていたし』
小南『なるほど了解』キラン

太刀川『………』じいいいいい
風間『なんだ?』
太刀川『俺になんかできることあるの?;』ずうううん
風間『そう卑屈になるな
あくまで医療面に詳しいだけだ』キラン
太刀川『風間さんの場合医学部じゃん!
俺は!!?』
小南『何かしら?』
風間『体力か?』
太刀川『俺が報告行ってきます!!
ちくしょおおおおおお!!』涙目ダッシュ

林藤『なんか…かわいそうだな;』たらーり
小南『仕方ないでしょこのメンツじゃ』腰に両手を当てて溜息を付く


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