第99章 瘀血(おけつ)
恵土「ぜえぜえ…」
小南『なんでこんな急に体調悪くなるのよ;』
風間『雨だからな
大規模侵攻の時もあの時の葬儀も雨だった
雨が降り出したタイミングからというのを見ても
そういった精神的なものも働き掛けるものだと考えれば説明が付く』
『なるほど』頷く
小南『秀次が起きてなくて本当に良かったわね
キャパオーバーを起こすわ
ここまで迅の計算(予知)通りだと癪だけど』
迅が、いぇーい!♪と笑い手を振る光景が浮かぶ
風間『俺達に任せたのもそれでだろう
古い旧知の仲だからな』
太刀川『風間さん!?それ俺含んでる!!?;』
風間『とりあえずお前は暴れるな
それも病室内で
静かにしろ』
太刀川『……はぁい;』小声
恵土「え゛ほっ
うううううえええええええええ」
林藤『ほれ吐け吐け
空っぽになるまで吐いちまえ
いっそ楽になるぞ』さすさす
ビニール袋がいっぱいになったので回収した後
林藤支部長が差し出した洗面器に、空吐きになっても吐き続ける恵土の様子を見ながら冷静に会話する小南と風間に
木虎は冷や汗を流した
木虎『凄い…ここまですぐ推察できるなんて)
あの…私、お邪魔ですか?』
風間『そんなことはない』
小南『木虎ちゃんがいないと恵土のモチベが下がるわ』
木虎『モチベ…?;』
こっくり
風間『一番強くなると信頼しているんだ
20年も共にした弧月を差し出すぐらいに
なら…いない方が助かるということは無い』
小南『私がねだっても貰えなかったぐらいなのよ?
精神的にもかなり大きい存在のはずだもの』
精神的主柱と言えるな
と補足する風間…
その言葉を聞いて
木虎は僅かに震え、唾を飲み込んで言い放った
木虎『が…頑張ります!!』ぐっ!!
頬を赤らめながら拳を胸の前で握り締める
風間『あまり気負い過ぎるなよ』
小南『ま、なんかあったらサポートするから(挙手)
気楽にね?』微笑
木虎『はい!!』気を付け
太刀川『俺の立場…;』
風間『お前もお前で別の役割がある
迅も言っていただろう?』
太刀川『ん〜;←後ろ頭を掻く
それが…いつも通りに振る舞えとしか言われてないんだけど』
風間『ならその務めを果たせ』キラン
太刀川『気楽に言うなあ
散々止めといて』
風間『俺はお前が羽目を外し過ぎないよう見張る役だ』腕組み
太刀川『ええ!?;
俺そんな羽目外す?
二人『外す』大きく頷く
