第99章 瘀血(おけつ)
迅『毒の影響もあるから
無理させないよう見張って目を光らせといて』
木虎『え?』
迅『ブラックトリガーになりたくなるぐらい、体調を崩させるものだから』
小南『それ先に言いなさいよ!!
なんで今』
迅『先に言われてたら集中できる?』
小南『!!
………(冷や汗が額を流れる)
そりゃあ…そうだけど』
迅『ごめん…
恵土先輩の場合、普通の人の数万倍は多く流し込まれてる
二人『え!!?』
迅『致死量では無いにしろ危険な状態には変わりない』
林藤『なるほど…
それで秀次が寝てからってことか』
迅『ん〜
話すことも考えたけれど…
そうでもないと…
あまりいっぺんに詰め過ぎるのもよくないし』
『………なるほど』
太刀川『風間さん止めるな!
俺も!俺も中にイイイ!!』ぎぎぎぎぎ!!
風間『人数を考えろ』
病室前で、必死に飛び込もうとする太刀川を
風間が制していた
がらっ←扉を開けて顔を外に出す
木虎『おはようございます
お疲れ様でした』お辞儀
風間『木虎か
迅から話は聞いたな?』
木虎『はい』
風間『毒が溶けるまで十数日掛かるらしい
本格的に攻めるのは……
この雨だと難しいとのことだ
梅雨時期なのが幸いしたな
奴らは雨に弱いらしい』
恵土「きもちわるすぎる…
ぷりんぺらん
どんぺりどん」
風間『眠らせた方が楽かもしれないが…
会話ができないのも困る』
恵土を横目で見やり、風間は言葉を続ける
木虎『恵土先輩には』
風間『これから伝える
だから…この馬鹿を頼んだ
手綱をしっかり握っていてくれ』キラン&すっ←木虎へ右手で差し出す
木虎『は…はあ;』困惑したように、差し出された太刀川のコートの裾を握る
太刀川『俺犬じゃないんだけど!?;』憮然
風間『入らないよう、恵土へ飛び込まないよう、しっかり見張っていてくれ』キラン!
木虎『は…はい;』苦笑
太刀川『ひでえ…;(ぐすん)
心配して飛んできたのに』
風間『なら入っても大人しくしろ
出来なければ即刻追い出す』
太刀川『俺への信頼度低くね?;』自身指差し
『ははは』苦笑
なんとか太刀川の入室は許された
恵土「げほっ
つぅ」
林藤『深呼吸できるか?』さすさす
小南『一旦横になった方がいいわよ』
恵土「はぐ」
『え゛』
風間は自身が持ってきていたビニール袋を自ら差し出し
間一髪で、布団へのぶち撒けは防がれた
