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Unlimited【ダンまち】

第98章 天泣(てんきゅう)





戦場では
蒼也と同じ年頃の敵側の子が、生身で爆弾を括り付けて自爆覚悟で突っ込んできて
どちらも救おうとした結果、進が亡くなった
林藤さんもどちらも助けようとしたが間に合わなかった…

蘇らせられないとわかってから
その経緯を知り、だから恵土は
蒼也に…なんて、言ったら…いいんだよっ、と泣き崩れ叫んでいた(6260ページ参照)


それから穴だらけの身体で進の葬式に参列し
秀次は車椅子を押してくれていた

で、風間と二人きりにしてもらい話し込んでいた


恵土は…9歳の頃から秀次とあまり遊ばなくなった
薬学部で忙しいのかと思ったが、それだけじゃないらしい

秀次が6歳の時に高卒認定を受け合格
秀次「やった!!」ガッツポーズ

7歳の時に受験勉強もあり、進と勉強と遊びをしに行っており
度々風間家へお邪魔していた

その時、初めて駄々をこねて一緒に行かせてもらったことがある
その時に蒼也とは知り合っていた

ボーダー入隊より葬式より以前に…


恵土は…お前の6つ上だ!
そう蒼也へ言っており

進「高卒認定を受けて合格!
で、薬学部へ行くんだ
凄いだろ?

自慢の親友だ!^^」

その言葉に…
恵土は…ああ返していた


風間さんの家とは5年ほどの付き合いで
たまに勉強を見たり課題を手伝ったり間違いを指摘したりコツを教えたりしていた
蒼也のも見たりもしていた
進からの勧めもあって

薬学部へ合格した時、真っ先に教えたのは秀次と進だった


一番付き合いが長いのは…風間だった(一時離れていた時期もあったが)
勉強友達、遊び友達、戦い友達…様々なことを目一杯やり倒していた

で…風間も巻き込まれた時もあった
秀次も度々巻き込まれることもあり、それ以前から知っていた

これまでの青春を取り戻すように、幸せいっぱいにひとときをいっぱいいっぱいいっぱい……たくさんの時と、旅を、溢れんばかりの想い出を…与えてくれた
眩いばかりの幸せな時は…二度と戻らなくなった——


恵土(私が…最初から白帝を使っていれば…こんなことに、ならずに済んだのかな
使えば失明するかもしれないだなんて言わなければ…誰も苦しまずに済んだのかな

気にせずに使えば……
そうしてさえいれば……)
ずっとずっと…自分を責め続けていた

ネイバーは敵だとする城戸さんの考えに…
反対する気力も消え失せていた


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