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Unlimited【ダンまち】

第98章 天泣(てんきゅう)





程なくして意識を取り戻した恵土は白帝を無理やり起動し、重傷の者だけでも軽傷にしアリステラから纏めて地球へ亡命させた

亡くなった者を蘇らせようとし
ブラックトリガー化した仲間を戻そうとして…
失敗して…出来ないことを知って……

無理に使おうとした影響で、更に出来ないことを無理やりしようとした反動で…視力は大きく下がった


恵土「4年半と少し前に起きた大規模侵攻…
それは…私を狙ってのものだった

留守中の間に滅ぼせば…自ずとこちらに来るだろうと


村も全てを奪われた時に前世の記憶を取り戻して
原初の始祖神としての力を使って
何も考えず馬鹿みたいに出来ること披露して…

私は…英雄だなんて…言われる資格なんか無いんだ

あの侵攻は…(ぎゅっ!)←手を組む
私が、引き起こしたのかもしれない」
迅「恵土先輩のせいじゃないよ
どちらにせよ時間の問題だった

対抗策も力も…それほど無いと思ったんでしょ
こちら側には…

そしてその力を削げば…と」

恵土「……」俯く


恵土「蒼也に…なんて、言ったら…いいんだよっ」
震えた声で、涙を流しながら風間進に触れていた

帰りの遠征艇の中
亡骸を前に…慟哭を上げていた

寝ないといけない身体にムチを打って動かして


以前
マリオカートをしたことがないと話すと
進から家に来い!一緒にやるぞ!と連れ出され

進「さあ!あがったあがった!」
お邪魔させてもらった時
それが…風間蒼也との出会いだった

兄の友達という立場で接点が出来、一緒に遊んだりもした
度々お邪魔したり遊んだり混ぜてもらったりもしていて…仲良く笑った所を写真に撮られもした


進の葬式の時…なんて声を掛けたらいいか、わからなかった

自分のせいだ
自分がブラックトリガーになっていたら…
もっと…守れたのかな

自分が生まれてさえ来なければ…こんなこと、起こらずに済んだのかな

そんな想いしか、何も湧いては来なかった

ぐっちゃぐちゃで涙も出なくて…真っ暗に沈んだ顔で、目で…魂が抜けたような状態が続いていた


その思惑を抱いた人が悪い
そう口々にどれだけ言われても……

何も響かなかった

真っ暗な闇の中にポッカリと空いた穴ごと包まれていくように感じた


当時、蒼也に全て話して車椅子から降りて土下座して謝ると…
あなたのせいじゃありません、と返された


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