第98章 天泣(てんきゅう)
しかし…集中力が切れただけであり
依然として計測機器がエラーを起こし続けることは何も変わりなかったとか
ウィザ『限界量を測るのは不可能のようですな…
お互いに…』
恵土『ふふふっ
ありがとうございます!(お辞儀)
楽しかったです!^^』すっ
左手を差し出す
ウィザ『!
(くす)
こちらこそ』すっ
左手を差し出す
そのまま握手を交わした
それにより…ウィザとの接点が増えることとなった
20年前当時——アフトクラトル全土に置いて、ヴィザ爺を凌ぐ強者がいなかったのも大きかった
その情報を下に、過集中の特性があること、サイドエフェクトの内容等、様々なデータが揃い
防衛向きであることも踏まえ、幽閉まではいかなくとも
ある場に留まり、平時は研究、緊急時は防衛に当たることを想定していたそうな…
正しい運用方法
①常にトリオンを吸い取る機械を背負う
緊急時に使う(24時間吸い取るそれを後に開発、だが一向に測定不能のままだった)
②常にアフトクラトル全土の中央に当たる位置にいる
どこに対してでも即座に障壁や強化を飛ばせるようにする為
襲撃時
障壁をすぐに張り防衛に当たるものへの強化を率先して行わせる
次にトリオンの障壁を打ち出させ、味方の近くの地面に覆うように囲って守らせると同時に味方を強化する、回復領域を打ち出し守らせること=要塞化を考えていた
恵土の適性上、実はそちらが一番強力無比な力を発揮する
しかし…
本人の性格上、黙って見ている等出来るはずも無く…
必ず先陣にいれば後ろは守られる、といった経験も有って…
必ず渦中に飛び込み、それ以外を守りながら消しに行くといったやり方を好んでいた
つまり…ゴールキーパー(守り)に適性があり天武の才があるのに、フォワード(攻め)をしたいと真逆の方へ頑張っている感じである
しかし…他者の強化が得意であることから、窮地に陥っている味方を回復及び強化することで盛り返すことも出来るので…一概に間違っているとは言えない状況である
寧ろ戦場での士気は爆上がりし、無敵状態に近いので怒涛の如く攻めを見せ、一気に窮状を打開してしまうことも数多くあり、数え切れないほど実績を積んでいる
それもあり…看過も否定も出来ず、好きにしろと通達されている、自由にさせてもらっているのが、今のボーダーでの立ち位置である
