第18章 絶対安静
【フレイヤ・ファミリア】本拠(ホーム)…その名も、『戦いの野(フォールクヴァング』。
南と南東の大通りに挟まれた第5区画にあり、繁華街のほぼ中心にそれは建っている。
ケイト「ふわぁ~。流石二大ギルドの一角」キラキラ←周囲のよりもでかい規模のそれに目を引かれてる
フレイヤ「今日からここがあなたのホームよ^^♪」くすくす←見るからに上機嫌
ケイト「え?あ…そっか。
3日目の朝?
んっと(時計時計;(きょろきょろ))
…10時半には帰るけど
その時まで、どうかよろしくお願いします!」ぺこり
フレイヤ「絶対安静なんだから、無理に動かなくていいのよ?
まだ痛むのでしょう?」
ケイト「ぅっ;(どきっ!)
大して…力になれそうにありません;」じめじめ&ずうううん
フレイヤ「くす)気にしなくていいわ。
全て承知の上で預かったのだから」にこ
ケイト「//…ありがとう、ございます//」もじ&俯
フレイヤ「あら?照れてるのかしら?」にこにこ←ケイトの正面に立って覗き込む
ケイト「その//…そこは、言わないでっ//;」汗&涙目
フレイヤ「ああもぉ!本当に可愛いわね^^//」ぎゅうぎゅう
ケイト「ちょっ;
フレイヤ様っ!;
地味に、地味に痛みがっっ!;」じたばた
フレイヤ「ああ。ごめんなさい」ぱっ
慌てたように離す中、騒ぎを聞きつけてか門が開かれた。
オッタル「!…フレイヤ様」
フレイヤ「あら、オッタル」
オッタル「…連れてきたのですか?」
フレイヤ「ええ…手筈通りに、ね」くす
オッタル「…なるほど。
よく来た、【英雄】。歓迎する」
ケイト「えっと…私にできることって、あるのかな?;」汗
フレイヤ「まずは静養ね。
その上で、龍の力について教えるつもりよ」
ケイト「え!?;」
フレイヤ「あら?
ロキもあまり詳しくはないようだったけれど、やっぱり…まだ、完全には理解し切れてなかったのね(溜息)
人の身でありながら『龍の力』を使うこと、その意味を――」
困ったような表情を浮かべながら、フレイヤ様は呟いた。
その目は私も知らない何かを伝えようとしているようで、少し怖くすらもあった。