第18章 絶対安静
フレイヤ「高潔とは、人として守るべきことを遵守する気持ちが強い様…
人柄が立派で、利欲の為に心を動かさないことを言うのよ」
ケイト「でも私は私欲ばっかりだよ?
皆と出会えて最高だと思うし、そういう人と今まで会えなかったし。
ここで、護ってもらえる人達にばかり出会えて…本当に幸せだし(微笑)
…それ以上に、異常のようにも感じる;」がたがた怯え←沈み切った目になっている
フレイヤ「それほど、出会いの縁に恵まれなかったのね。
あなたの人となりを理解する前に、価値観や常識が合う合わないで決めつけられて…
あまつさえ排除しようとばかりされたのね←どこか痛んでいるような眼をケイトへ向ける
もう大丈夫よ。私も力の限り守るから」なでなで&微笑
ケイト「!本当?!」くるっ←どこか目が輝いている、車いすに座ったまま振り返る
フレイヤ「ええ^^」頷
ケイト「…//ありがとう//
とっても嬉しいよ^^//」にこ
フレイヤ「…//
それを純粋というのよ。いえ、正直者でもあるのかしら?
自分に正直なだけ?」
ケイト「?うん。
と言うか、そもそも嘘付けないし」
フレイヤ「そう…
なら、一つだけ尋ねるけれど
【重傑(エルガルム)】の重撃がきっかけで、『龍の力』が魔法として目覚めたのよね?
ホワイト・ノヴァについての話なのだけれど」←ドラゴン・ソウルの前の状態(第3章家族として、参照)
ケイト「?ああ!
うん(頷)
あの時はLv.1だったから、Lv.6の全力のそれが重くって重くって;」←龍と精霊が言わせてくれてる
フレイヤ「…へえ(嘘は言ってないようね」じっ←神だから嘘か見ればその時点で見抜ける
ケイト(精霊、龍、本当にありがとう!;
そう言えばフィンも同じ時、精霊にそう流せるようしてもらったんだっけ;)
フレイヤ「龍と精霊、ね…嫌な組み合わせだわ。
誤魔化すことはできるでしょうけれど、本人もそう思い込んでるようにも見えるわね。
誤魔化すとしても暗示によるものか、はたまた別の何かか…)
いえ、考えても仕方のないことね」ぼそ
ケイト「ん?」きょとん
フレイヤ「いえ、何でもないわ^^
(今はこの時を楽しみましょうか」くす
フードに身を包んだフレイヤは一人で怪しく笑みを浮かべながら、【フレイヤ・ファミリア】の本拠地へと進んでいった。