第97章 神無(しんむ)
アイズ「………」
楽しそうに肩を震わせ悪い顔をして笑うケイト
拡げた両掌を見つめ楽しそうにするのを見て…
報われたという純然たる想いを受けて…
アイズ「よかった」ふっ
静かに、笑みを見せた
これまで…
沢山、助けられてきた
山程の冒険、数え切れない程の窮地
闇に囚われ堕天した時にいの一番に駆け付けてくれたこと
いつでも、どこでも…変わらず…寄り添い、助け、幸せを願い…心から尽くしてきてくれていた
だから…
アイズ「私も…
貴方の英雄になれたかな」
小声で呟いたそれに
ケイト「くるっ)
ああ!ありがとな^^//」
即座にケイトは答えた
その笑みを見て…アイズは理解した
父(アルバート)も
ケイトも…
救ってみせた
救えた…
そう、誇れる自分になれたように感じて…
涙が一筋、頬を伝って流れ落ちていった
そして…それは二つ、三つと増えて行き…
止め処なく溢れて、その肩へ顔を埋めた…
ケイトは笑って受け入れ、そっと肩に乗せられた頭を撫でた
ありがとう――と言葉を遺して
父の時も、今も…ずっと…
変わらず、私を想ってくれて、愛してくれて…
止め処ない愛に…私は救われたよ
と想いを紡ぎ、呟いた
だからこそ――強く思っていた
どんなに頑張っても報われない
6119ページ参照
誰にも報いられることも無く
5979ページ参照
みんなは絶対的に守ってくれないっていう報われないお返しがついてくる
5950ページ参照
『滅私奉公(一のみへの母体化)』の権化です
※報われていません
その為に頑張っている訳では無いので
失ったものは二度と戻りません
報われていませんという回答となります
一のみへ犠牲を強いる現状、土台、大元(おおもと)は何も変わりません
5918~5921ページ参照
様々な、報われないというお返し…
それら(原初の始祖神達側、私見)を覆す程
沢山のものを与えられていた
想いを、時を…1兆5000億年という贈り物(頑張り)を―――
どれだけ世代を重ねても、なお続く…
変わらぬ在り方(愛し方)を――
だから―――アイズは強く思った
私も――その想いは同じ…ずっと、助けになるよ…
貴方は、どこまで行っても、絶対…私を助けてくれる
『唯一無二の光(アルバート)』だから