第97章 神無(しんむ)
そしてまた一日が始まる
僕達の…
全ての……
日々の、毎日の積み重ね――歴史が
手を取り合い、地を蹴って飛んで
未来へ歩み出した
もう迷いは無い――迷わず先へ、前へ…皆と一緒に!
そう煽りが振られた所で、神国神話の一幕が閉じられた
第3章——凄惨たる慟哭
慟哭は――日々の喜びへ、与えられた時間の感謝へ変わった
哀しみ、苦しみ、痛みによる慟哭は――晴れやかな涙へ、嬉し涙へ変わり、終わった
日々を大切に、全てを大事に…
欠かせない何かが、無くならない内に…
喪わないように、喪っても立ち上がれるように…
ヒビが、積み重ねが、強さとなり、背負う喜びを知れるように…
そう願う心から、また新たなる一幕が始まることとなる
色は、時は、その日々で、過ごす経験で、簡単に色づき、形は変わり、ひとつとして同じもの等無いものだから――皆も、全ても…そうであるように
それは原初の始祖神の願いとして
Unlimitedという英雄譚もとい神国神話へ記され、後世に渡り遺されてゆくこととなる
ずっと変わらぬ想い、誓い、雫(涙)…それらが未来を照らし、形作る基盤なのだと
愛する心のみでは無く…皆の中に、全ての中に…在るよ、と
『守り』が…全ての存在に宿り…これまで、原初の始祖神の削りによる『命と自我と記憶』を受けて、それを対価にし「癌と半グロに植え付けられた癌細胞や半グロ細胞」との同化を防ぐ働きを、絶え間無く、懸命に尽くし続けてくれているように
20時半には既に纏め上げられ、全体へ通達されていた
愛する心が罪なのでは無い
手段を選ばないことが罪なのでも無い
「自らの罪の無罪化を図り、人や全てへ支払わせることも悪くないと凝り固まり思い込む心」が、「弱さ」が…「癌化」を齎し、「それ(無罪化)を助けようとする行為」で「半グロ化」を齎すのだと
一方から見て善だから無罪にしよう
それは…一方的に、何も悪いことをしていなくとも、ただその場に居合わせただけで殺された、傷付けられた、壊された、住む場所を無くした人達からすれば、酷(こく)なことだから
大事な人を、その命を奪われた人は特に…
それを無罪化するということは…その心への、傷付ける行為であり、その行為自体が更なる罪に過ぎないのだから
誰の中にも潜む弱さ…それに打ち勝てと―