• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第3章 家族として





自分の想像する範囲は、いつも自分なら耐えられるからそれでいいというだけだった。

「自分なら大丈夫」…「自分なら」って……

でもその日…私は後になってから知った。


想像だけじゃ、相手の気持ちまでは計れない。

たとえそれで計るにしても限界がある。
実際に話すまで、その意図も気持ちさえもわからなかったんだから。



ケイト(…話し合わなきゃ、伝わるわけもなかったんだ。

私はあの時…話さずに、行動に移さずに諦めてただけだったんだ)ぎり

アイズ「…大丈夫?」

ケイト「はっ)…うん!

…私はただ、諦めてただけなんだなあって思い知った。
血の繋がった両親に否定された、死んでいく姉を護れなかった。化け物だって差別されるばかりだった…

育ての両親に拾われて、15歳になるまで一緒に居ても…結局は両親と妹ばっかりだった。
街の人に、私のことを知ってもらおうなんて…思いもしなかった。

抵抗しないことで意図を読み取って欲しかった。
私はあなた達を傷付けたくない。この力を、傷付けることには使わないよって…

でも…言わなきゃ、伝わんなかったんだよなあ;;(ぽろっ)


何で…気付かなかったんだろ。簡単な、ことのはず…だったのに」ぼろぼろ

なでなで

涙を零す中、黙って頭を撫でられた。


アイズ「大丈夫。ちゃんと伝わってるよ。私には…」

ティオナ「うんうん」

ティオネ「あれだけ行動で示してるのに察せない方がおかしいのよ」

レフィーヤ「そのっ、私達は十分わかってますから!」

椿「うんうん。よくわからんが真っ直ぐなことは十分伝わったぞ!」腕組&二度頷

ケイト「…あり、がとう」深々お辞儀
『だから下げなくていい!』

ケイト「!はい!;」気を付け

そんな中でも、アイズは頭を優しく撫でてくれた。


それからようやく、防具についての話に移っていった。


/ 5286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp