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Unlimited【ダンまち】

第17章 雨





今頃彼の頭の中は、許容量が超えたそれの処理に追われるばかりの大変なことになってるだろうね^^;

苦笑交じりに考える中、昨日の夜中を思い出す。


ケイトは生命を維持させるそれも外れるぐらいよくなっていて、点滴のそれも終わった頃合いだった。

4月20日にベートがヴァレッタ達を一掃した次の日に日付が変わった頃
ちょうど遠征の日の次の週となる4月21日に、彼女は身じろぎと共に目を開けた。



ちょうどその頃は、ベッドの脇で手を握り締めて眠りに着こうとしていた矢先だった。

指先が僅かに動き、力無く握り返すそれに…僕は思わず抱き返して唇を奪った。


一週間ぶりのキスだったわけだが、彼女は再び寝入って一日中隣で執務を行っていたわけだが、その日に再び起き出すことはなかった。

アミッドが言うには、魔力が回復してきたことが要因だろうとのことだ。
明日には目を覚ますだろうと言っていたので、まあ…予測はついてはいたんだけどね?←嬉しいことは嬉しかったのだが、本当の所は目の前でもう一度目を覚まして欲しかった



ケイト「こっちまで聞こえてきてたよー!
ベートのツンデレバーカ!大好きバーカ!」

ティオナ「……っ…ぅっ」うるっ
ベート「なっ…てめっ…瀕死(わなわな)
ケイト「奢ってもらう約束忘れてないからねー!!?
(ずきぃっ!!!)いっ!!;」

アミッド「絶対安静ですからね?
傷は塞がったとしてもまだ全快ではないでしょう?痛みもあるんですから安静n
ティオナ「うわああああああああ!!!><;」
ケイト「ごはぁーっ!!

何で腹部にダイレクトアタック!!?;体当たり!?;
痛い!!;めりめり言ってる、地味に痛い!!;」半泣

アミッド「ティオナさん!!?;絶対安静と言いましたよn
ティオナ「心配したんだから馬鹿ああああああああああああ!!!!;;」

正面からお腹に抱き付いたまま、ぼろぼろと泣きじゃくるティオナを見て…
大切に想われていたのだと、きっと否が応にでも実感させられただろう。

そう思いながら、僕もそっと右斜め正面から抱き締めた。ただ一言伝えながら…


フィン「無事でよかったよ…おかえり^^」ぎゅうっ

ケイト「あ…;っ…ごめん;心配、かけて…ごめんっ;;」ぼろぼろ&ぎゅうっ

それに彼女は喜びからか号泣し、しっかりと僕の背に腕を回して抱き返してきた。


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