第16章 悲鳴
ティオネ「よくわかったわ。
あんな目に遭い続けていてもなお死ねない。
だから生き続けていく為に、あいつらに合わせた。
せめて力になろうとするケイトのいい噂が出た途端、都合が悪いからって叩いて揉み消すあいつらに!(怒)
結果としてケイトは、自分を過小評価した上に大事にしないようになった。
人のそればかり重要視するようになって、振り回されるのが当たり前になった。
何を言うにも自分が悪い、死んだ方がいいと言うようになるまで…
そういうことですよね?団長」
フィン「ああ。だからこそ…最愛の人の人生を狂わせた街ごと殺したいと思ってしまったわけだが」
ガレス「周りの大人も止めんかったしの。
逆に一緒になって増長して煽るような輩が多かったわ」嘆息
リヴェリア「生き残った輩はろくでなしばかりか…」嘆息
フィン「ケイトの方がひどいことをやっていると、頑なに彼女を認めようとはしない。
優しさから決して同じ思いをさせまいとする彼女の態度は全て無視した上、無下に扱う。
その頑なな態度から既に醜悪さがわかるだろう?^^」
ロキ「はいはい!(ぱんぱん!)
これ以上は気ぃ重くなるばかりや!あんな奴等の話はやめやめ!
汚れに触れとんのってええ気分せえへん!」
ティオナ「あ、それに関しては私も同感」挙手
レフィーヤ「もっと楽しい話をしませんか?^^;」
フィン「そうだね。
済まない。街について抱く意見を統一させたくてね…
つい私情を挟んでしまった感もある」
ティオネ「団長のなら喜んで聞きます!」キラキラ
アイズ「大丈夫…皆も同じだって知れて、少し安心した」
フィン「まあ、あれだけ100人声を揃えられれば不安になるのもわかる。
いい風評が出た途端、嘘つきだと高らかに叫ばれていたそうだ。←リアルでも実話
そう言っているのは実質超少数、一人だけだからね。
自分だけがおかしいのではないか、と思うのも仕方ない。
ケイトはそこを突かれ、いいようにサンドバックとして利用されたんだろう」苦笑&嘆息
ガレス「うむ(頷)
で、いい報せについてじゃが…
ケイトが心肺停止に陥らなくなったんじゃったな、フィン」ちらっ←アイズ達四人を見やる
四人『!!!』
次の瞬間、僕一人へ向けて視線が集まった。