第3章 家族として
ケイト「お。魔力を流し込んで防御範囲を拡げることもできるみたい!
でも…やっぱり金属の全体量は変わらないよね;鎧は無理か;」汗←盾に形態変化&白い結界が盾の延長線上に展開中(身の丈レベル)
ティオネ「それはそうでしょう;
でも形を変えられるってことは、整備の必要はないわね。
その形態変化でいつでも鋭くできるってわけだし」
アイズ「こく)でも防具は必要」
ケイト「え?;でもこんな風に纏えば」←ホワイト・ノヴァ、腕だけ集中して覆ってみせる
アイズ「あの時刺されてた」
ケイト「うっ…;必要かな?;
動き辛くなるのは嫌なんだよねえ;」
買うのにも装備するのにも抵抗があって
思わずそう愚痴を零すと、瞬く間に皆から反論が返ってきた。
ティオネ「急所には『絶対』必要でしょう!
急所は治るのに時間かかるし、やられた数が多い中でも急所ばかりならもっと遅くなるはずでしょうし。
あの時のあんた、腹部も胸部も刺されまくってて血みどろふらふらだったじゃない!」顔しかめ
ティオナ「うんうん!一瞬で治る所じゃなかった!」腕組
アイズ「逆にそれを発動できないほど疲弊していた時には危険。
せっかくだから階層主から出たドロップアイテムを使わないと損」
ケイト「たじっ)う…うん;
なら胸部と腹部を覆うもので。
腕や足に関しては一瞬で治る範囲だから大丈夫。
急所ほど流血がひどいわけじゃなかったし、急所の治りは血の流れが多くて構造も複雑だからこそ遅いみたいだから」
レフィーヤ「頭も必要ですよね?
やられたら一瞬思考が麻痺しますし、動きだって」
ケイト「わかった。
一番軽くて丈夫、動きを束縛しない、普段着にもなるもので」
ティオナ「え?服として普段から使うの?」
ケイト「うん。だって危険がないとは限らないし…
あと…見た目が派手でないものを;」
椿「う~む…わかった、オーダーメイドだな。
その武器を買うのは諦めよう。
せめて製法を知りたいのだが…これを作った精霊殿と話をしてもよいだろうか?」
ケイト「え?いいよ。
精霊さん、姿を見せてもらっても…」
白い光が急に集まって、髪の長い綺麗な人が姿を現した。