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Unlimited【ダンまち】

第93章 深淵(しんえん)





そうして…
ケイトが寝た切りの状態のまま

飲食を胃に直接送られることで強制的にさせられること4日間
それに伴い、やっと引き剥がすことが出来た…癌の闇の3000倍もの透過性を持つ、半グロの発する闇の煙……

それに伴いBLEACHの世界線の朽木緋真も尸魂界に来てから咳き込むことが増え死んでいった…その元凶だと知った


隊長が話した内容を総括すると、下記の通りとなる


10万年前
主犯格の癌が生まれてから
癌一同が発する闇が増強されてしまった

そして更には…
その味方となったものは一概に
例外無く、全て…闇の煙を出す大元と化す


それが…実在化に難を生じさせ、生命の危機へ変じさせる
癌一同は皆、煙等とは言えないほどの質量の闇を発し、そういう存在へと変異させて回る
自らの罪を切り分け、分化し、植え付け、同化させて同等の存在とさせるのだ

しかし…罪を有していないものは守られる
………原初の始祖神の、命と、自我と、記憶を、引き換えにして――


しかし…味方になった罪、癌一同の犯した罪の流布と同化を手助けした罪、加担した罪は…決して消えることは無い
新たなる癌として、予備軍として処理される
それだけでは無い…

その半グロを好きだと言うだけで、同じく半グロへと変異させられてしまうのだ


闇の墨汁を発する癌へ変異させる癌一同を、好きだと思い尽力したせいで、癌一同と同じ罪を犯していないことから守られた身でありながら、闇の煙を発する半グロへ変異させられた

その闇の煙は…
癌一同が存在したという痕跡だけで、発するものへと変異させられる
使用していたもの、住んでいた場所、その全てが…星という存在そのものまでもがそう変異させられてしまう


だから……一番汚染された場所へと変異してしまった

そして――…ただでさえ癌一同の闇により成長阻害を起こしていたそれに決定打を…成長不全と瀕死という異常状態を呼び起こす闇の煙しか存在しない場となってしまい…
半グロが全て消滅しない限り、闇の煙が無くならない
毒の煙を吸い込まされ続けなければならない状態へと至り
それを…大丈夫にする為に、気を遣わせない為に、無意識に理解したそれらの情報を一切伝えずに、無茶に無茶を重ねた結果…再び霊体が粉々となり魂にヒビが入り、それだけでは無く中身の流出へと至り、魂の死を迎えようとしていた――


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