第93章 深淵(しんえん)
その声が掛けられた直後
ある星なのか…
見覚えの無い植物がある場へ飛ばされた
犬人2人とケイトと共に…
隊長「この世の中で一番汚れてるぞ
あの星
隔離するのが一番となった
「そうそう」
隊長「ここはN第3惑星
銀河で反対方向にある
あんな端っこの星じゃなくて、中間ぐらいの位置の」
「神の力で対抗されたけれど
やっぱり誰かを狙えば庇うよねえ
自身を無防備にしてまで」
隊長「しっ
口を慎め!
無礼だぞ
「済みません!!」深々お辞儀
その後…僕とケイトにも謝られた
隊長「原初の神々界、白の国は知っているな?」
フィン「ああ
懇意ではある」
隊長「白の国と提携している星がある
それが…N第3惑星
世界で最初に知性に目醒めた獣が住まう星だ!
人に進化するものはいなかった!!
人は……地球のように、害なす生き物でしかないからな」
例の鉢も持ってこられていた
それらでケイトの四方を囲い、ベッドへ横たえた
ドロドロにへばりついていたそれを浮き上がらせ
剥がしていた
が、それには
ケイト「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
激痛を伴う
押さえ込むように光で操作して固定するも…
肺と心臓と脳が潰れた状態で
それでも必死に食らいつき実在化を果たそうとする奴隷…
その極めて凄惨たる惨状に…
目も当てられず、白の国から要請を受けたというそうだ
それが……全身に対して終わった時
翼が生えた
隊長「これで証明されたな…
フィン「ああ」
ケイト「?え?なにが?」きょとん
隊長「地球が…
如何に、清浄な生物を殺す害悪かということをだ!」
「まあ正確に言うと、蓋をする為に作られた星だからな」
隊長「そうそう
こちらでは癌も何も生まれてこないし
平和なもんだよなあ
あっはっはっはっはっはっはっ!^^」
「罪の無いものしか生まれてこないもん!!」
隊長「そうそう!!^^」
楽しそうに談笑していた