第16章 悲鳴
当時のやり取り↓
ロキ「気に食わんって主張も曲げん。
主張の薄い奴、小心者、見てるだけでイラつくわだのなんだので
一方的に罵る喚く、許さんと高らかに叫ぶ。それがいじめや。
されとる側の気分を一切考えん。自分は間違ってないと思っとる。
よ~く考えてみ?
ケイトが話しかけるだけで悪いことのように目が集まる。いじめっ子から睨まれる。
で、話しかけること自体が悪やと何度でも染み込ませる。
それが1年も続けば、習慣で話しかけられなくなるのは言うまでもないな?
記憶失うまで育ての家族以外には続けとったもんな?
そして家では父親からは暴言や暴力のDV嵐、母親は人の話聞かんひたすら愚痴、たまにヒステリックに喚く。
そんな環境やから姉は自分のことで手一杯。相談できる人なんておるか?
で、先生に相談したら「告げ口やー!!」って言う。叫ぶ。罵る。喚く。
悪者やと言い続ける。そんな環境やから話しかける人は一人もおらん。
一人きりにした挙句の果てには、さらに追い込み続けるんや。
そんでことが終わった後で、人生台無しになっとるって解った後でもこう言うんや。
「他人に話さんのが悪い。理解してもらえんのはお前の行動力不足や。棚上げで人のせいにすんな」
棚上げなんて言葉、ケイトに使えたもんかどうか。
よう考えてさえもおらんねやろ。
自分がやっとる行為の悪い点、一切見ん。
ただ喚けばその主観や主張が通ると思っとる。皆に思わせて当然。
人にそういうことやっとんのに、人にはやるなの一点張り。
逆にされる側になれば許さん。説得力あるかー?
ないわ!!んなもん!あってたまるか!
悪者はどっちや!?どっちが悪者かって話やろうが!!
うちらに会わんかったらケイトの精神壊れたままの所やで!!?
あんな無邪気でかわええ本質しとんのに!!」ぷりぷり
フィン「そうだね…
だから敢えて放置することで彼等彼女等の罪を逆に重くさせる。
なるほど。確かにそういう人格を持っているのなら、長く生きていることこそが罰となるね」
ロキ「せやからフィン!殺したらあかんで!?
絶対に殺したらあかんで!!?」
フィン「わかったよ。胆に銘じておこう」
ロキ「あんなんクズや!!死んだ時にもっと地獄に落ちろおおお!!
もっと落ちて二度と生まれ変わってくんなあああ!!」
フィン「大いに賛同するよ」