第92章 新たな神武(しんぶ)
ナコモ「本当にありがとうございます。
お蔭様で、神域が苦しみから解放されました。
感謝に堪えません。何かお礼でも」ぺこぺこ
ケイト『そんなに敬服せんでも;
大丈夫!こちらとしても旨味もあったから気にしないで?(微笑)
な?^^』
こっくり←皆が同様に頷く
ナコモ「……
お言葉、有り難く頂戴致します(深々お辞儀)
諸手を挙げて歓迎致します」
その言葉通り、守り人だけでなく、星中の全ての人から
近隣の星の人々まで集い、皆が一様に感謝し、涙し、微笑み、受け止めざるを得なかった
ロキ『宴や酒やガンガン飲むでええええええ^^』ジョッキを持ち上げる←既に出来上がっている;
ついでに報告もしていたようだ;
酒に呑まれ切っているそれを見て、冷や汗が止まらなかった;
宴も終わり一段落した後、一瞬だけ戻って試しに無間(むげん)で迷宮攻略をやってみた結果…
秒も掛からず全迷宮を粉砕出来るようになっていた
粉も残らないほどに
何も出さず、自然現象として出せるようになった
神武にて、魂の色の火と化した
いや…
正確には
現象所以の火の色に、魂の色が投影されるようになった
光が強くなり過ぎて
同じ力を持つ者同士でしか
その色を認識出来ずにいたそれが
誰の目にも明白なぐらいになった
そして――無間となった今、その色は全て――自然現象に伴うものへと変貌した
これまでの過程全てを『神武』として改めて呼ばれることとなった
これまで…何があっただろう……(遠い目)
・ヘレイオス街に封印されていた黒竜と古代モンスターの単独討伐(Lv.5へ)
・オッタル(格上)の一騎打ちにて単独討伐(Lv.7へ)
・闇派閥への討伐の際【龍人化】覚醒、人の身のまま『龍の力』を御し切るという前代未聞の事態を引き起こしたが故、ランクアップ(Lv.8へ)
・穢れた精霊となったブランシェの救出、龍神化(Lv.9へ)
・魔力も魔法も使えない状態での終末神(原初の始祖神の闇)浄化(Lv.∞=神に至る)
・世界の闇を討伐、屈服させ宿らせる(神)
・主犯格の癌を殺す際に一時的に殺され、癌について知る(神器持ちとなる)
・神器と一体となりジ・オールを身に付け、腕輪状にする(ジ・オール、フルバーストの腕輪、銀の腕輪として常に在り続ける、後に腕時計型携帯へ変化した)
