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Unlimited【ダンまち】

第92章 新たな神武(しんぶ)





なんで4か月も経たずに…なんて想いが込み上げてくる中、噛み締めて言わずに呑み込んだ


その間に
無間にまで辿り着いた

それまでの過程も含めて、『神武』と呼ばれることとなった



壮絶過ぎる過去と時代――その移り行く様、その中でもなお、人道を貫いた軌跡も踏まえて―――癌の世界があった場所――それがこの世であったこと、それを封印する役割もあったのだということを加えて―――



創世神の親が生み出し創りたもうた、更生出来るように――癌であっても自ら魂の膜が破れないように、常に守られた状態で必ず成長出来る、『人を見る心』を身に付けられる最適な環境を……ケイトがしてくれた、創世神の親だった頃に
ケイト『いや、過去は過去だ←左手を横に振る

今の私は、今の私がしたことで構成されている^^
だから――過去のやったことまで、自分の手柄にする気は無い(微笑)


偉いのは――私じゃない

私自身がやったことで無いと、胸なんか張れないだろ?^^
たとえ前世でも、前々世でも、自分がやったことと言い張る気なんかならねえよ



大事なことなんだから―――』微笑


ケイト(なあ――そうだろ?)微笑←天を見上げ、初代(本体)を見つめる

初代(うん
^^

ありがとう――)微笑

ケイト『にししっ^^』

前世の自分(創世神、初代)がしたことじゃない
前々世の自分(創世神の親)がしたことじゃない
自分がしたことは、今の自分(2代目)がしたこと全てだ!

それ(前世や前々世)は――それぞれが、各々で、各々の手で、力で、果たしたことだ


だから――それを、自分のしたことのように、自分の手柄のように、語る気は無い



そう、はっきりと言っていた――その背が、在り様が、大事なのだと知った…知らしめられた、改めて




『原初の始祖神』の器というものを――――選ばれる資格というものも




ケイト『手柄なんか要らない!!
背負うのは――過ちだけで十分だ!!!

幸せにしたい、笑って生きていて欲しいから


俺の願いは――変わらない、それだけだ!!!!』

繰り返させない、その為の言葉だった


誰に求められなくとも、求められようとも…関係無しに……己の全てを、消してでも守り抜かんとする性根(本質)を―――――投げ打ってでも守り抜こうと懸命に全てを懸ける心根(心)を、温かみを


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