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Unlimited【ダンまち】

第92章 新たな神武(しんぶ)





『剪定者(せんていしゃ)』とは――「癌一同」が齎す「癌化」を止め、浄化する者を指す


創世神の膜がその浄化の為に『己の魂の心』を除く全てを削り、対価として消滅させる最中
『それ』は、対価となって消滅した、決して同じものは戻らないそれを、残った魂の断片から再生させるという役割を持つ。

そうナコモは語った



伝えて欲しいと言われた―――と



言わずもがな、創世神の言葉であることは火を見るよりも明らかだった



創世神の神域(深緑の業火)とは
創世神の親の神域でもあり…

当時、1兆5000億年前に全てが消滅した起点でもある部位となるよう設置されていた


著しい癌化の波を齎す場だからと――その封印も兼ねて



最初に創った世界であると同時に、蓋の役割も熟しているのだと――その「闇」を『光』に変えて、『実在化』という力へと転化しているのだと



ケイト『元々、力は…『全ては一つだった』

それが…『創世神』だ
それが7つの魂を生み『8つに分かたれた』のだとしても、各々の起点は変わらない


「主犯格の癌」が生まれやすいのが、学べる環境下にあったのが、文明レベル的に地球だっただけに過ぎない

だから、そちらに神域を設置した
来たる災厄に備えて……



災厄(最悪)を未然に防ぐ為に――』真剣

創世神の親、創世神…そして――2代目の魂

それらに憑依され、操られている(主導権を取られている)ことが
目に見えてわかった


霊体と魂は別人格だから…元は同じだとしても――


リヴェリア『送り込んだ所で崩壊しないのはわかった

問題は送り方だ
たった一つでも誤差が在れば…変動を起こし兼ねない』

ケイト『安心しろ
私が起点になる

同じ在り方というなら…私の魂のそれと同じ配分にすれば問題は無い
つまり…私を経由すれば、自ずと適合する力へと切り替わるはずだ』

『なるほど…』

リヴェリア『やってみる価値あり、だな』


ガレス『しかし…耐えられるか?』
ケイト『ふっ)問題無い

全ての実在化を司る存在だぞ?
元々、私の力が起点で全ての力、全ての存在が成り立っているんだ
皆の力添えもあるお蔭でな^^


だから…心配するな(微笑)

こっちのことは自分で何とかする



全員、全力は同じ力なんだ…来い!!!』

かっ!!!!
怒号の奔流が轟音を上げる


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