第92章 新たな神武(しんぶ)
その先を見ると…
深緑の業火と言う名に相応しい……
深緑の光を発する業火が全てに光を送っている、火そのもののようにも見えた
しかし…その成分は、水と火で構成されており、
水の中に光と時が、火の中の水に接している部分が木に覆われていた
つまり――
フィン「ケイトの魂と同じか」
リヴェリア「なるほど
原初の始祖神と全く同じ性質、成分を伴っていると…
それを全ての中心に据えることで、全てへの供給を恙なく終えようという訳だな」
ケイト「なるほど(真剣)
…‥‥……
つまり――←真剣な表情のまま神域を見据える
どういうこと?」首傾げ←フィンへ振り返り尋ねる
だああああああああっ!!!←皆が皆ズッコケた
フィン「わかっていたんじゃないのか!!!!?;」
ケイト「わかってないことがわかった!!!!」キリッ!!
ずこおおおおっ!!!!!←フィンが力無く転けた
リヴェリア「ある意味潔いと言うか何と言うか…;」
ロキ「あっはっはっはっはっ!^^
な?おもろいやろ?」げらげら←腹抱え指差し宇宙仁を見やる
「は…はあ;」たらーり
エル「こくこく)
私も最初に会った頃、同じことを思いました」遠い目
フィン「懐かしいね
今となっては…^^;」
あの時のこと(4060ページ参照)を思い出す
狼狽して固まる宇宙仁を前にして…
リヴェリア「つまり…世界全体の実在化を現実にする為に
お前達…原初の始祖神と同じ在り方をしているのだろう
それを現実にすれば強められると踏んでのことだ」
ケイト「なるほど…
つまり、自身の神域や力を効率よく実在化に応じて反映する為に、そういう形態を取ったってこと?」
『そう!』
ティオネ「わかってるじゃない」
ケイト「今一理解が進まなかったんだよ;
同じように命と自我と記憶を削っているのだとしたら持たないんじゃないのかとか色々考えはしたんだけど
そういうのじゃないとしたら一体どういう?って混乱して、結局思考が纏まらなかった;」
『なるほど』
ケイト「だから聞いたんだよ」
フィン「それは…どうだろう」
リヴェリア「同じ在り方とは言っても…
魂や霊体を削るやり方では無く、己が力を削って送り付けることで成り立っているようだな」
ケイト「そっかあ」
在り方は同じでも一概には言えない
同じやり方では無いと言及した
