第92章 新たな神武(しんぶ)
ケイト「……;
で…
何で、アイズが全員フルボコってるの?;」
ガレス「ん?
売られた喧嘩は買うらしいぞ?」
リヴェリア「大したものだ…
滅神から目を掛けられているとは言え←4883,4884ページ参照
大いに打ち倒してみせたな
文句無しの留守番組回避だ」
ティオナ「よぉーし!負けてられない!!!」
メラメラと燃え上がり、互いにぶつかり合う中
その喧噪の中で紛れるようにノアールに言葉を発していた
ケイト「ノアール…
あの時のこと、怨んでる?」ぼそ←31,32,87,5658ページ参照
ノアール「は?」訝し気
ケイト「……
私は…
私の身勝手で、いつもの感謝と言って…
無理を言って、送り付けてしまった
大事にしたいから…まだ、ずっと傍に居て欲しいから…
一緒に生きて行きたいから…喪いたくないから
私の我が儘で、実体を喪わせてしまった
私が神に至るその日まで…精霊として実体を持てるように出来る日まで……随分振り回してしまった
それが…申し訳無いんだ(ぎゅ)←自身の腕を掴む
……ごめんな」
ごおんっ!!←ケイトの脳天へ拳骨
ノアール「水臭い」
ブランシェ「くさい」
ケイト「なんで!!?;」
ノアール「憮然)一緒に居たいのは私も一緒よ!
だから…いいの!(微笑)
私もそうしたいから、精霊寵愛を与えたの
私だって…
そうしたことで、人体実験に発展させてしまった
ケイト「違う!!それをしたのはヘレイオス街の人達で
ノアール「でも…
そうなるきっかけを与えたのは、私も一緒←暗い表情で俯く
少しでも…力になりたかった
助けたかった
でも貴方は私より前に居て、どんどん進んでいく…
少しでもいい…貴方と一緒に生きたかった
貴方と一緒に居たかった
苦しみも、痛みも、哀しみも…一緒に分け合いたかった」
その言葉に、ケイトは涙を流した
ノアール「だから決めたの…
どんな道を歩むことになっても
貴方なら、きっと…(大丈夫だから)^^
(貴方は、本当に優しい人だから
何があっても違えることは無い
必ず背負って、その過ちを無駄にすることなんて無い
決してしない人だから)
そう想って、押し付けたの(微笑)
だから…お相子よ?^^
はい!これで言いっ子なしね?」ウィンク微笑
幼い頃、悪戯をした時のように笑い掛けた