• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第92章 新たな神武(しんぶ)





互いに与え合い、育み合い、補い合うことで
培い、自然という和が生まれる

その和を乱す害獣が…人間だ


再生を待たず、好き放題に荒らし、貰うだけで何も与えはしない
好き勝手にいいように捉えて、勝手に尽くした気になって勝手に満足して終える

そして後は野放し手放し無関心…
責任など愚の骨頂とばかりに笑い邁進し続けていく

興味本位へあっちやこっちへ手を出して…また同じことを繰り返す

上記を過ちとも思わず、捉えることも無く、当然のように我が物顔で貪り食らい尽くす
資源が尽きるその瞬間まで

当時は資源で無くとも、勝手に資源として全てを食い尽くすまで止まらぬ暴利をむさぼる獣以下の存在でしかない


上記を永遠に繰り返し続けた結果――守り人としての資格を失うのも、神域に入ることすら許されぬのも、動物でも赦されるのに人間だけは全て赦されないのも…当然のことだろう


過ちを過ちと認めず、笑うのが人間だ

たとえ繰り返さないように努めたとして、暴利を貪る本質はなんら変わらん

人は楽に走る生き物だ
その心理は決して変わることは無い
揺らぐことも無い

それが定めだ


犯した罪を、悪いことを、蔑ろにするものに…

和を為す資格も、力も、何時までも得られはしない
自ら見ず、背を向け、遠ざけるものに…終わり以外来る訳があるか!!


憎しみに身を任せれば…己の好き嫌いで、選り好みで好きに消したり殺したりなんかすれば…待つのは滅びだけだ……



満たされるのは一時だけだ!
その為だけに…全てを振り回す訳にはいかない!!!!(ごぉっ!!!!!)←力の奔流がうねりを上げ同意するかのように光輝く

皆の為にもよくない、決してならない!!
それを忘れたらいけないんだ!!!←真剣な表情で睨視するような目で異世界の「癌一同」を睨み据える


復讐しない理由なんて…それだけで十分だ!!!!!

あいつ(初代)をこれ以上!苦しめない為にも!!!!


痛みを…苦しみを…哀しみを…これ以上、拡げることを現実にしたらいけないんだ!!!!

それをやった上で…(わなわな震え)←全身も口も震え出す
なんの責任も負わないで、取らないで、逃げて逃げて逃げ続けて笑う…それが「癌」なんだ!!!!!!!!

最も悪しき、歪な存在だ!
全てを歪にし、笑い、何も悪いことはして無いと信じ込める愚か者だ!!


/ 5980ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp