第92章 新たな神武（しんぶ）

初代が『あなたの分身（片割れ）なのですから』と言って、始祖神が神器を与えてきた理由も…←3872ページ参照
そこに在る……

片割れが居ないことで、本来なら果たせていた力も…予定より大幅に減弱した

そのことも、未来も、加味した上でとは言えな…


その結果…より脆弱となり、全てが危機に瀕し続けていた


あいつは…主犯格の癌は
自分を守る為に誰が死のうと滅ぼうと、決して手を貸しはしない

守ろうともしなければ助けようともしない
知ろうともしないから気付けもしない
大切にしたい人の危機にさえも…←遠い目をして俯く

だから出来ない…「人を見ない心」が、そうさせてはくれない
それが「呪い」の根源で…そうしてでも植え付けて来た主犯格の癌を都合よく捉え、主犯格の癌は悪くないと、人為的にさせられてしまうから

操り人形にされ、全てを対象にずっと拡げ続けるばかりだから


だから…‥主犯格の癌に植え付けられた者達だけでなく主犯格の癌『も』また、自分（主犯格の癌）に都合よく捉える、全部歪めてまで…
それが出来てしまう

それが新たな歪みを生み、厄災を生み、その起源、発生源となってしまう



………それが事の真相…発端であり、全てだ…



隠していて悪かったな…
騙すみたいな形になっちまって……←申し訳無さそうに目を細め伏せる


ナビィは転生し、私の中で玄武として生き、そして…片割れとして目醒めた
そのお蔭で…4倍にまで膨れ上がった（私の中にある神の因子で）

だから………←目を細めて笑い掛け、瞑目する



（にやり）
今度は私の圧勝だああああああああああ！！！！』ばっ！！！！！←飛び掛かる
『今やることか！！！！！！！！！！！！？；』ガビーン！！！！！←硬直して固まる
どかばきずごっ！！！！！←フルボッコる

ケイト『おかしい…何で皆まで強くなってるんだ；』ピクピクッ←痙攣

初代『元が同じなんだから当然でしょ；（溜息）
創世神の心が強くなったのに他の人格が強くならなかったらバランスが崩壊するでしょ』
ケイト『あ；』たらーり
大口を開けたままポカーンと固まるケイトに…
僕等は軽く拳骨を決めた

ポカーン！！！♪


小気味のいい音が鳴った所で、それは全てもまた同様なのだと初代によって追記された



負けず嫌いも程々にしてくれると助かるな…（腕組み＆遠い目）