第92章 新たな神武(しんぶ)
初代『結論から言うと…
『神の因子』が効力を発揮して神化させたり化身化させるのは――
ケイトと互いが大事に想い合える人限定に限られるのよ!!!!』
『もっと早く言え!!;/言って!!;/言ってくれ!!!;』
ケイト『はっ&ぱち)←開眼
ぶばああばあんにゃああああ?←今にも瞑りそうな目を必死にこじ開けている
(かくんっ)すやあああああああ』持ち上げていた首を枕に落として寝入る
ティオナ『無理に起きないでいいから;』
ガレス『寝てろ;』
ぽんぽん←フィンが軽く頭を二度優しく、寝かし付けるように叩く
ケイト『すかああああああ』
初代『「癌一同」を除く全て――それは、無限に存在するの
ものも、意思を持たない存在も…ありとあらゆる全ても…‥
だから――精霊が生まれ、浄化の手助けとなるの…自浄だけでなく実在化の手助けとなるのもそれで
それが出来るだけの力を有する存在へと変化、変異するから――――
それを齎す存在―――それが――原初の始祖神という存在なのよ
だから――トップシークレットなの』しっ
『…‥……
もう色んな存在全部にばら撒かれてるけど!!!!!!!?;情報!!!!』
初代『だから今言ったんじゃない
癌一同は全て消えたもの
だから――『化身化』という事象へと至ったの
だから…もう隠す理由が無くなった訳
本来の――ありのままの姿(化身化)へと至ったから
そのきっかけをくれたのは…あなた達よ?
だから話したの
ありのままのあの子を取り戻せなければ…きっと、今も……
だから…ありがとう(微笑)
あの子が、今…こうして笑えているのも…
こうやって心を開いて、落ち着いて寝ていられるのも…
きっと……それまでの日常が日常だっただけに、酷く困難なことの方が多かったでしょう
それでも‥辿り着けた
辿り着かせてくれたのは、あなた達だから…』微笑
『いえ、それは…
初代『私も…そう、想っているから
2代目と同じ想いを^^//ふふっ
有しているのは、一緒』にっこり
『……←顔を見合わせる
こちらこそ…
ありがとう』お辞儀
守ってくれて…
愛してくれて…
犠牲になってまで…
大事にしてくれて…
ここまで思い遣ってくれて…
感謝している
そう忌憚無く伝えた
初代は笑って受け入れてくれた…満面の笑みで――