第92章 新たな神武(しんぶ)
ガレス『熱き戦いをおおおおおおおお!!!!!』
ケイト『血が沸き肉躍る戦いをおおおおおおおお!!!!!』
『あ…ダメだこれ』遠い目
唖然となる周囲をよそに
2人は猛然とぶつかり合い
それは激しさを増して行くばかりで…
晩御飯になるまで続くことは最早周知の事実、必至だった――
引力と斥力を応用したまま、超接近戦のバチバチの殴り合いで
互いにノーガードで、蹴りや拳を叩き込み合い続けてゆく
更には頭突きや裏拳やかかと落としや様々な技が…
ケイト&ガレス『はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!』
笑いながら互いに狂ったようにぶつけ合いまくる
ケイト『血を!肉を!闘争を!!』
ガレス『踊れ!猛れ!唸れえ!!』
ケイト&ガレス『最期の瞬間までええええええええええええええええ!!!!!!!!・・』かっ!!!!!!!!
どごおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっ
実力伯仲の真剣勝負…それに水を差すものは誰も無く、ただただ在るのは―――
互いの叫びだけだった―――――
ティオナ「止めなくていいの?
大丈夫?あれ;」指差し
フィン「ンー…
お腹の子の負担も気になる所ではあるのだけれどね…」
ティオナ「え゛!!?;
まだ避難させてないのにやってるの!!?・・;
ティオネ「それに関してなら既に置いてってるわよ?
こっちに」足元を指差し
ティオナ「あ、避難させてたんだ」
ティオネ「当たり前じゃない!
してない方が問題よ
そもそもあの馬鹿がそんなこと仕出かす訳ないじゃない
もししてなかったら…
団長の子を…
危険に晒したら……
タダじゃ置かないわ』メラメラゴゴゴゴゴゴゴゴ
ケイト『ぞっくうっ!!!!!!!!)←無限悪寒で真っ青に
!!?;!!!?;!!!!?;』きょろきょろ
ガレス『よそ見をするでないわああああああああ!!!!・・』ぶおんっ!!!!←右拳を大きく振り上げる
ケイト『はっ!!)まだまだまだあああああああああああ!!!!!・・』ぶおんっ!!!!!←左拳を大きく振り上げる
互いに交錯する拳はその勢いのまま擦り抜けて、互いの頬へぶつかり合い
そのまま全力で殴り合う
力果てるその瞬間まで―――
しかし――化身化に体力切れなんて事象は無く
全ての無力化が尽きる前に、時間切れとなった―――
