第92章 新たな神武(しんぶ)
正確に言うと…
中身の伴わない人間になりたくない
そうも記されていた――
上面だけ良くても、内面が良くなければそれはただの張りぼてに過ぎない
上辺は聞かざることは出来る
だが…中身を磨く行為は、努力しなければ身に付くことは無い、決して
だからこそ――「癌」は「堕落そのもの」と言われている、原初の滅神だけではなく原初の神々、原初の神々界に居る全員から
だから――努力を怠ってはならない
その為なら――
自分の想いよりも、兄やフォボスやルーカや初代の想いを取り、優先する
そうしてでも叶えたいほどに――大好きだから―――
ガレス『グラビティ!クラッシャー!!・・』かっ!!
どごおっ!!!
引力で引き付けながら、全ての力を一丸として叩き込む
叩き込まれた相手は自発的に崩壊必至の、自壊技の極致だ
ケイト『くっそお!!
最初の時はこっちのが強かったのにいいい!!
あっという間に全員互角かよおおおおお!!!』
ガレス『がっはっはっはっ!!^^
お前一人が常に最強ではつまらんじゃろうが!!!
何より…
冒険者としてカッコがつかんわい!!!!』
ごぉっ!!
ケイト『くっそおおおおお!!!!』
どごぉっ!!!!
あくまで受け身を取るケイトに
ガレスは容赦すること無く、怒涛の猛撃を叩き込んでいた
化身化での奥義――それは世界を文字通り震撼させ、結界無しでは全てを崩壊し尽くす勢いであった―――
ケイト『な~んか皆が化身化してしまって大変なことになってしまったんですが!!?;』半泣き
エル「いいことです」しみじみ瞑目し深々頷く
ケイト『え?
あれ?
エル…お前
エル「大丈夫です
あなたの道は全て記録します」恍惚←胸に手を当て微笑み掛ける
ケイト『なんでやねん!!!;』ずびしいっ!!
エル『ああ――素晴らしきかな
伝説生命――(キラキラ)
数々のものを見逃したのはこの際置いておいて←また暇な時に見返すという意
ムー連邦のこと、ムー大陸の件は全てお爺様にお任せしたので大丈夫です
是非側(そば)において下さい
後学になるだろうしお前の為にもなると
そう仰せつかったので』
ケイト『えええええええええええ!!?』
エル『伴侶は無理でも…
少しでも、あなたの一助に――
力にならせて下さい』
遂に化身化が!!?