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Unlimited【ダンまち】

第92章 新たな神武(しんぶ)





10万年前――←4061,5031,5275~5277,5287~5302ページ参照

主犯格の癌が生まれ落ちたせいで…
ムー大陸に住んでいた善良な人々は悉くが殺され、
生き残っても全てを奪われ、死を齎され、殺され尽くし…

それをやった人々は、「主犯格の癌と隠れ癌達、癌一派」は一同一丸となって笑い、
それを利用して逆手に取ってムー大陸に在る国々全てを弱体化させ、それを狙って蹂躙し尽くした「癌達」は笑い、
元来ならばそうされるべきは「その者等」だと言うのに、大事なものも家も日常も未来も何もかもを燃やされ、地を追われ……

「それ」を背に、逃げることしか叶わなかった―――


生き延びろという声に従うことしか、儘ならなかった――――



さ迷い歩く最中、海を背に崖に追い詰められ、囲まれ…地上を埋め尽くさんばかりの悪しき人々を前に、海に飛び込むことを余儀なくされた←4058ページ参照

だからこそ神罰を受け、神の怒りを受けて消滅した←5273ページ参照
その死に、ムー大陸は愚か星々全ての命を巻き込んで死に追い遣った←5298ページ参照
それだけでは飽き足らず、人類に「呪い」をばら撒いた

人類に、「5000年毎に必ず訪れる滅び」、「悪事をさせる呪い」を与え、
自らにチャンスを与える為に実在化を強めてくれた『恩人』、『原初の精霊』を「呪い(終末兵器)化」させた←5383,5397ページ参照


そうして――『始祖神の涙』、『原初の始祖神が齎した神域(精霊界、精霊の深海)』によって、ムー大陸に住んでいた善良な人々は全て神域の下へ導かれ、守られ…滅びる大陸を目の当たりにし、それを前にして、海底に国を作り、『ムー連邦』という名を名乗るに至った―――



『原初の精霊』が与えたチャンス――それを踏みにじる悪行をも、善と歪められる…それを正当化する人類を嫌悪するのは、並々ならない憎悪を抱くのは、至極当然とも言える……




しかし……それに歩み寄る人(『恩人』、ケイト)が、今、目の前に居る―――




いつか――
いつか―――

僕達の子孫が…当たり前のように、手を取り合って、笑い合えますように――――――――


そう願ったあの日――←4101ページ参照

光を齎してくれたあの日から――←4072ページ参照

願って止まなかったそれが―――今、叶おうとしていた


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