第16章 悲鳴
その夜、ロキ・ファミリアのホームでは街の真相が述べられ、後に団員達に知らされた。
フィン「街のことなど思い出させないぐらい、幸せにしないとね^^//」くす
リヴェリア「その前に結婚の報告もしなければな」
ロキ「例の花畑の墓参りに行くんか?」
ガレス「事が落ち着き次第、テレポートで行く他ないの。
8日も留守にされては困る」
フィン「ああ。その時は頼むよ」
リヴェリア「留守は任せておけ。
その一日ぐらいは、二人きりでのんびりしてこい。
夫婦の時間もまた必要だし、作るよう配慮すべきだ」
フィン「わかった。
今後からはなるべく作るつもりだ。
付き合っている間は、ティオネやアイズ達もいるから甘えてしまったわけだしね」
ロキ「そん時はお土産頼むわ~^^♪」
フィン「ああ」
といったことが間にありながらも伝わった後、街の人達からの仕打ちに納得する面々が数多くいたそうな。
いずれにせよ街の人達自身がケイトへの理解を怠ったという点に変わりはないのだが←父親からのDV、母親からのヒステリック風当たり、街の人達に振り撒かれた風評、周りに都合のいいように振り回された環境、等々(実話)
それについては言った所で始まらない為、蒸し返すのはやめようということに落ち着いた。
自分の中で抱いた「怒り」や「憎しみ」が増すだけだと。
所変わって先述した焰蜂亭では乱闘も終わり、ベートが止めを刺しにかかっている所だった。
アイズは夕暮れ見かけたベートの背がどこか寂しそうに見えた為、彼を追い掛けた。
彼は焰蜂亭にて食事を取っていたが、彼女は真向かいに座り尋ねた。
「どうして、ベートさんは…あんなに人を見下すんですか?」
「どうして強くなろうとするんですか?」
それらの問いに、彼は答えた。
「雑魚は雑魚だ。てめえより弱ぇ。あまつさえ情けねえ連中を見下して何が悪い?」
「なら逆に聞くけどなあ。お前は俺が同じ質問したら答えんのか?」
ベート「失望させんなよ、アイズ。他人のことなんざどうでもいいだろうが。
アイズ、お前は強い。それだけでいいんだ。俺達は強く在り続ければそれでいいんだよ。
強けりゃ何を奪ったっていい!何をしたって許される!
例えば、周りの雑魚共をいくら酒の肴にしたってなあ!」
彼はそのまま冒険者達を罵倒し、アマゾネスと乱闘にまで発展した。