第90章 未来への展望
アリア『あなた―――
待ってる――
ずっと――待ってる』
アルバート『必ず助けに来る
約束する』
アルバートの想い、声に、安堵した
元々宿命付けられていた定め――
それでも…
貴方に、会いたい―――
そんな想いに、胸を焦がしながら――それでも…待ち続けた
信じて―――
「主犯格の癌」と出会い
それが齎す「癌化」、「呪い」
「黒いドロドロとした願い」に犯され
それでも…抗い、戦い、己が身を削った
『守り(創世神の親の分体)』と一緒になって――
『原初の始祖神(創世神の心=創世神の親の心)』と同じく…
己が身を、『魂としての命を、自我を、記憶』を対価として―――
そうでもしなければ「癌化」から身を守る術は無いから――主犯格の癌に惚れられているせいで、掛けられるそれは一入(ひとしお)大きいのだから―――
そのことも…理解した上で、神々と約束して……この世に転生してきたのだから―――
大精霊の端くれとは言え、次期原初の滅神の分体…
タフさで言えば、原初の始祖神の右に出るものは居ない
けれど――必ず持たせるから―――
貴方(次期原初の始祖神=ケイト=アルバート)が来るまでは――絶対に!!!
アイズは消させない――――――――!!!!!!!!(真剣)←決死の面持ちで主犯格の癌を睨み据える
そして――今に至る
ケイト「…間に合ってよかった(微笑)
さぞかし苦しかったろう
3年しか持たない状態になるとは…思いもしたくはなかったが…‥
そうなってでも…守りたかったんだな…」
アリア「当たり前でしょう…?
貴方との愛する子供だもの(ふっ)
何でも無いわ、こんなことぐらい」微笑
ケイト「ふっ)
ああ――^^
実にお前らしい^^(くすくす)
やっと…言えるな……」微笑
アリア「?」
アルバート&ケイト『お帰り――アリア^^』両腕を拡げる
アリア『じわっ)…←涙が浮かぶ
只今――あなた!!^^//』
たっ!!
アリアは駆け出す…
大事な人の元へと――
わかっていた…
勘付いていた…
あの時から――←5034ページ参照
1000年もの時を経て――超えて―――愛する人の腕の中へとアリアは飛び込んだ
涙を流しながら――
魂としての、命と自我と記憶が回復した状態で―――