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Unlimited【ダンまち】

第88章 神聖たる導き





お返しもせず
いくらでも貰って
何も返さずにまた更に更にと平然と貰い続けていられる

求めなくとも与えられるそれを享受し
いつまでも貰えるもの、当然のものと捉え
何もせずにいられる


・労力
・時間
・お金
上記の搾取を永遠続けていられて平気である人には、要注意

ずっと費やして尽くし続けてくれる人に、もっと寄越せ、もっと続けろと求める
何も返そうとさえもせずに…
その時点で愚か者=搾取者=「癌」



人に配慮せず好きにし労力や時間や金を削らせ
削ってまで大事にしてくれた人の為には動かず
己のみ削らぬ状況を常に維持し繰り返し続けた


要するに
クレクレ

それは中でも搾取、良心を利用する行為を指す



自らの都合のみで動く
人の都合は見向きもせず配慮もしない
自制心の無い、後のことに責任も持たない
獣同然の本能で動く、人を見て自制することが出来ない、正当化犯罪者集団
正当化テロリストとも言われた

事実、守る目的で行動に起こし、その尻拭いの全てを人に着せて、
実質、国を滅ぼしても人を殺しても街を壊して回っても、自分で尻拭いを一切しようともしないし、してくれた人に感謝もしない
これまで一度として後のことを考えて、人に降り掛かる災いや負担を懸念したり配慮して、被害を最小限にしようとはしなかった

10万年前も3000年前も今回も、「善意でした英雄ごっこの尻拭いや後片付けを一切せず人に押し付けて回る迷惑正当化無限暴走集団」と言える


欲望や感情で動くな
までは言わないが

責任は持て
その責任を取らないと選択した時点で
見向きもしないこと、知ろうともしないことを選択した時点で
変えようもない、揺らぎようもない…悪だ



ティオナ「でも何で国の守りを無くしたの?」
ケイト「王女を人身御供にするものだったから(きっぱり)

だからそれから守る為に襲撃し、立ち回り、盲目になって、国の守りを無くした…
寿命が近かった王は自身が人身御供になるなんて考えもせず、子孫である王女を人身御供にしようとしていた
もう一人王女がいたけれど…それには手を出さずにね


結局の所……その国は滅んだ

主犯格の癌はずっと安全圏に居たよ
自分だけね…」

ティオナ「…そっか」

苦虫を嚙み潰したような表情で、剣呑とした目で…
眉間に皺を寄せ目を細め、当時を軽蔑するように睨視した


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