• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第15章 人造迷宮





リヴェリア「…!(はっ!)
まさか!」ばっ!!
アリシア「リヴェリア様?」

ぐっ!!(ケイトの肩を抱き上げる)
『!!』

抱き上げた後、少し服を巻くり上げて背を見た瞬間…氷が目に入った。


ケイト「何で…ばれちゃうのかな?

ちゃんと…誤魔化せ、てた…つもり…だった、のに…な」

その表情は力なく…まるで、死が近い人そのものだった。



リヴェリア「!!!(呼吸が浅い、それにこれは…」

手が背に触れる中、氷の感触が襲ってきた。


リヴェリア「冷たい。やはり氷か!!(さあっ!))

ケイト、魔法を解け!!今すぐにだ!!
周囲の魔力を集めて無理に発動させるな!!ありのままの姿を見せろ!!!」

血の気が引いた。もしも仮説が本当だとすれば…

ケイトは既に…傷もまだ癒え切っていないまま暴れ、大量の血を流していることになる。


ケイト「…ははっ…いずれにしろ…精神力、尽きる頃だ。自然と…解ける、よ」
しゅううううう

そう呟いた瞬間、嘘の光景を目に届けていた光が霧のようにちりばんで消えていった。



そして見えたのは顔面蒼白な血を引いた顔色、凍らされていながらも血が僅かに滲み

口から血が止めどなく零れ落ちており、最も嫌う死の香りが否めなかった。


ケイト「精神力も…今しがた、尽きた。

回復するまでは…きっと……
でも…私が生きてる限りは…精霊も、龍も…まだ…生き……て」うと

リヴェリア「ケイト!眠るな!!」

ケイト「はっ)…えっと……よし…もう落とし通路はない。
マッピング、魔法…紙、受け取っt」
ティオナ「そんなこと悠長に言ってる場合じゃないでしょ!!?」

ケイト「だって…さっきまで、頑張って…使ってたし?」

『!!』

気付かなかった。



その中でも彼女は必死に、人造迷宮の地図、58階層での成果である魔石とドロップアイテムの飛竜の鱗や牙、

そして…レヴィスが使っていた大剣を手渡してきた。


最後の力を振り絞って――


/ 5284ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp