• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第88章 神聖たる導き





日付が変わると同時に、白き荒波が星中に拡がった直後

マグマが浮かび沸騰し続ける大海を冷やし、冷えて土となったマグマを新たな大地の基盤として固めて押しやり、
干上がって消え去った大地を、新たな大地として海から盛り上げて潤し川や湖を作り、
空を水で覆い尽くして洗い流して清め、全ての大気が消え去った天を大気ごと蘇らせてみせた


その影響は…世界中全てにまで波紋を残し、与え、全てを浄化せしめたという――



創世神の膜
そのローブの見た目のそれが、当時のメリオダスのように穴だらけの中…

フィン「その格好も久しぶりだね」

ケイト「うん…(微笑)

ほんと…
(うと)

何か月ぶりだろ」

舟をこぎ出すケイトに…そっと肩に手を触れ、「お疲れ様」と言って支えた


水上都市オルガノ

「せーの!」
『守ってくれてありがとう!!』

ケイト「…(唖然)
…(くしゃり)←物悲しそうに破顔
ああ!^^」


シン父「信じてたぜ!」
『本当にありがとう!』
シン母「しっかり休んで!」
『ゆっくり休んでね』
『ありがとう』

『ありがとう――』

何度も掛けられる声に…言葉に…想いに、温かな気持ちを隠せず、笑った


ケイト「…

ありがとう――
皆のお蔭で、ここまで来れたよ

あなた達を…心より、誇りに思う

自分を大事にして、人も大事にして、支え合って生きていきたい」


『おおおおお!!』
『わあっ!!!』

怒号のような歓声の雪崩が響き合い…


『融和時代』の始まりと相成った



後に――7月9日が新時代の始まりとして、記念日として、未来永劫遺されてゆくこととなる



新たな大陸、時代、文明…全ての始まりとして―――



中でも、かく言う迷宮はと言うと…

魔石製品に欠かせない魔石を産出する場として有名となっていた
空中迷宮(3509ページ参照)、竜の巣(水中迷宮、4827,4851ページ参照)、そして――地下神殿があった位置に、新たに神殿として精霊を祀る目的で創られた―――『地底迷宮』が


迷宮の神器、『結界』は…誰も死なさない欠かせないものとして、ケイトにより改心されたことで生み出された神器として有名となる←3986,3987ページ参照

際限なく死ぬ人まで出た為
蘇りは1日3回まで、それを超えたものは侵入不可と規定され、それ以上は入れなくされた


/ 5284ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp