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Unlimited【ダンまち】

第88章 神聖たる導き





その想いに触れた時……

異変が起きた


ケイトに手を出した奴等よ!
皆殺しにしてくれるわあああ!!
血祭りじゃ!全殺しじゃ!!消え失せろおおおお!!!

ごおっ!!!!

光の嵐となって吹き荒れ出し、全てがそれに包まれるかという直前に


ケイト『待った』

ケイトから立ち上った光が叫ぶ中、ケイトが右手を挙げながら待ったをかけた


ケイト『皆、心を持って、その自我を持って、行動に起こすんだ
どんな境遇に生まれようが、どんな環境で育とうが、原初の始祖神に何をするのかは『変わらない』

それを見分ける為のマーカーだろうが
見極めた上で付けるんだろうが
勝手な判別で殺して回るのは愚策だ

罪を犯した分だけ処罰する
過分であれば歪みが生じる
お前の魂を、心を、お前が殺そうとすんな

捌く側に任せとけ
きっちりやってくれるからさ

次世代の為に成すべきことを成せ
その為のマーカーなんだろうが
見誤るな、逸るな
急く気持ちもわかる
少しでも減らしたい気持ちもわかる
だが焦るな

焦れば見落とす
過ちだって犯す
失敗のもととなる
腰を据えて、物事を見据えて、泰然と進めていくべきだ

手落ちがあっては…苦労をするのは次世代だ
そっちの方が痛い

だから…頼む』深々お辞儀

そしてその頭を下げた体制のまま、言葉を続けた


ケイト『原初の始祖神がこの世に生まれてくることなんてこの方なかったんだ
…生贄として閉じ込められている限りはな

だから……今しか出来ないんだから頼むわ』


愉快!
愉快ぞ!!
はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!

額に手を当てながら笑われた

満面の笑みで……


ケイト『???
(なんか収まったみたいだからいいか)←腕組みして考えた後、疑問を飲み込む

刻んだそれを消させやしねえよ
償わせたりなんかさせるもんか
消えちまったら…
(ぺろり)←舌なめずり
次世代時代の時の見極めに困んじゃねえか

一発でわかるようにしないとな…
……(すっ)←開眼

罪人かどうかぐらいは…最低でもな!!』

ぼおっ!!!←光が全身という檻から開放され
ごおっ!!!!←爆発的に増大し辺り一帯を強大な光が包み込む


原初の始祖神『その為に汚れ役を買わんでも』

ケイト『うるせえ、次世代(こっち)の方が急務だ』

皆『わかるんだけれど)……;』絶句


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