第88章 神聖たる導き
今もなお‥心に宿り、守り続けてくれている『創世神の親』の為にも!
無駄にさせる訳にはいかない!!
そうでなければ…
何の為に、自ら、自らの身を犠牲にしたというんだ!!!!
こんな…所で……終わらせる(無駄にさせる)訳にはいかねえんだよ!!!!』
【原初の始祖神への扱いが規定に達した為
世界から剥奪し
消します】
暗転した風景に白く文字が浮かぶ
白の国特有の言葉が――←4553ページ参照
その瞬間、この世界を除いたダンまちと呼ばれる世界が全て消された
魂と霊体、幽体を除いた全てが――
取り上げられたのだろう―――以前言っていたように←4425ページ参照
『己のみの『自我と記憶』を犠牲にして、
己を除く全てへの、『命』へと、『癌から守る(自浄含む)実在化』へと、変換を同時に行い…『己を除く全てを守る行為』』……
どれだけの『大恩』を頂こうとも、「仇で返し粗末に扱い続けるという凶行」に走り続けた罰として――――
原初の神々界においての原初の始祖神(初代)も、この世においての原初の始祖神(2代目)も…
『己の全ての自由と時間』を引き換えにして、己を除く全てへ『自由と時間』を与えている事実は揺るがないから
『実在化(己の自我と記憶を命ごと削り、己を除く全てへの命へと変換し、自浄を含んだ実在化へと変換する)』を放棄することは…全ての消滅を意味する……実在化を放棄する自由を、放棄する以外無い
原初の始祖神に何をするか、何を抱くか、嫌うか、好むか、
それら全てで線引きされ、選別される…善か、悪か、「癌」か――
それだけで目利きが出来るほど……創世神そのものであり、それは…創世神の親そのものであることを意味するのだから
ぼおっ!!!←光がケイトから発せられ、全身を覆う
ふらっ←目から光が消え主導権が奪われる
ケイト(創世神の親の主人格)『ずっと――見ている
…‥……ただ――――
見ている―――――――』目を細めて見据える
ふっ←光が魂の内に再び納まり、消える
くらっ←左側を下に倒れる
アイシャ「ケイト!!!?」
がしっ!!!←地に触れる前に抱き抱える
原初の始祖神&創世神の親の主人格『この子の中から…ずっと……』
そんな声が聞こえた
ぞくっ!!!
その声に、身震いするしか無かった