第15章 人造迷宮
ティオネ「あんた何考えてんのよおおおおお!!!」
その直後、馬車内に響くのはティオネの怒号。
ケイト「だってファーストキスはフィンに奪われたし!セカンドキスは結婚式。
だから今ここで奪えば3度目と4度目のキッスは私のものだ!!私の独占勝ちぃいいい!^^//♪」ぐっ!!
『どこかずれてる;』
ティオネ「人の怒り考えて場所選びなさいよ!ボケイトおおおおおおおおおおおおお!!!!!・・」かっ!!
ケイト「うぎゃああああああああああああああああああ!!!;」
どごぉっ!!!!!!!
ティオネの全身全霊の鉄拳がケイトの額に叩き込まれた。
フィン「うん…助かるんだけどね…」遠い目&引きつり笑い
ラウル「本当は5度目なんすけど;」ぼそ
フィン「指摘しないでやってくれ、ラウル;」ぼそ←目を瞑りながら苦笑してる
リヴェリア「知らぬが仏だな…;」片目瞑&溜息
ガレス「まったくじゃ…;」溜息
フィン「叫ぶ元気があるなら…大丈夫かな^^;」
ケイト「あの…さ…(ぜえぜえ)
勇者アルルェーチェ…って、知ってる?」
ティオネ「アルルェーチェ?」
レフィーヤ「聞いたことありません」
アイズ「私も」こく
そんな中、フィンとリヴェリアとガレスだけが目を見張ったまま固まっていた。
ケイト「私…あの、レヴィス?に、勇者アルルェーチェって呼ばれた」
ラウル「?なんすか?それ」
クルス「さあ?」
ティオナ「私知ってる!!
ヘレイオスって人の英雄譚!//」挙手&キラキラ
ケイト「…って何でそんな瞠目してるの三人共;」
それから勇者アルルェーチェとレヴィスに呼ばれたことを伝えると
フィンとリヴェリアとガレスが、両目を見たことないほど見開いていた。
それから私達は、勇者アルルェーチェの英雄譚を聞かされた。