第88章 神聖たる導き
ケイト『にししっ^^
心を喪わなければ…
心がある限り…終わりじゃない』微笑
だろ?
と笑いながら問い掛けてきた
それに…僕は頷く外なかった
魂を削る
↓
削った分(自我と記憶と命)を、命に変換する
↓
命(実在化と自浄)を、みんなに送る
↓
みんなが命、自由と時間を得る
注:原初の始祖神は、実在化と自浄や命を与える行為以外の自由は、全て奪われる
やらなくなったら己を除く全てが消える、休んでも同様
自我:魂としての人格
記憶:魂としての記憶
命:魂としての命
実在化:実在化させる行為
自浄:各々が持つ浄化機能を上げる行為
自由:各々の持つ中身、取りたい在り方、動ける範囲や行動の自由全般
時間:補給も何も出来ない中で死ぬ最期の瞬間までの時間
自我…人格、人柄
心…自我を生み出している源、核のようなもの
心が強いと、自我も強く持てるようになる
心を原動力として、燃やして命の灯火として送り続けている
だから心の属性が火なのだと
魂の中心が火で、それを覆うように水となっているのはそれでだと
魂の本質(自我)は水、魂の心(核)は火
なるほど
つまり…摩耗年数とは、
核の生み出し続けていられる限界量という訳だ
それがそのまま年数へ直結すると
自我…己という個、人柄、人格そのもの
心…自我を生み出す源、核のようなもの
ケイト「しょうがねえ…よな」
ポツリと空を見上げて呟いた
なんとも言えない表情で……
これまで生まれてきた魂は全てで
552杼(じょ)←5146ページ参照
垓の一個上
魂の全人口は10垓
5520000垓
10垓
照らし合わせたらわかるか?
どれだけの魂が転生を繰り返し続けているか
ケイト&始祖神『転移細胞(隠れ癌)になりたきゃなりゃいいさ
癌として消えるだけだ
全ての魂を、全てを、自ら手に掛けて殺した罪
創世神以外の全てを消した罪は…どんなことをしたとしても消えはしない
勝手に加担して消えてろ
同じ罪を抱くもの同士な
人ですらないわ』
「原罪」
それとは…「最初に生まれた罪」
「創世神の親を殺し、1000垓もの全ての魂を殺し、創世神以外の全てを消滅させ、全てを手に掛けて死に追いやった罪」
だから……
繰り返させちゃいけない
それに「加担した者(隠れ癌)」も…「同罪(癌)」だ