• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第88章 神聖たる導き





「癌」とは、「隠れ癌」とは、「創世神を除く全てを殺して消した原罪」が、「必ず「癌」となる呪い(癌化)」へと変質した、「それ」を全てにばら撒くもの
そう明言された

そして――「それ」にチャンスを与える為に来たのが、2代目原初の始祖神であるケイトであると


「主犯格の癌」は、「それ」がいる世界は、ケイトが居なければ実在化出来ないからと

全てに対して、染められたものは全部消えることになってしまうからと



「それ(全ての癌化=全ての消滅)」を『させない(好きにさせない)(「それ」から守る)為』の――人間としての転生なのだと



「お前は所詮生贄
人間ではない
実在化させる為の人柱に過ぎない
どれだけ嫌でも、嫌っても、実在化させてどうする?
始祖神――」


そんな言葉が…どこからか聞こえてきた。

始祖神の闇だろうか…
原初の神々以外には聞こえていないようだ…



「己を除く全てに『実在化』を、『寿命』を、『自由と時間』を与える為、
削った己の『自我と記憶』(魂)を、己の『全ての自由と時間』を対価にして、己を除く全ての『実在化』と『寿命』と『自由と時間』へと変換する。

それによって…世界は、全ては、成り立っている。存在自体が――


己という存在が涸渇し、消える…死ぬ最期の瞬間まで酷使され、何も補給出来ずに消え果てて行く…ミイラのように干からびて…誰からも(負いたくない定め(役割)から)守られないまま……」

その声に…ケイトが答えた

同じく…それ以外には聞こえないようにして


ケイト『覚悟なら…とっくに出来ている
怯えが伝わってくるとか、怖いとか…色々言い当てられたけれど……←4597ページ参照

それでも…やると、決めたから……(真剣)

自分にしか出来ないことだから…
それをしなくなれば…みんな消えて無くなっちゃうから……

それでいい(微笑)


お似合いの最期だろ?^^←自虐的に笑う

一番守りたかったものも、何も守れなかった自分には…
誰からも守られない、逃れられる術も無い
それでいいんだ


愛してるだとか…大好きだとか…守りたいだとか……

そんな(こと、想われる)資格は…無いよ』項垂れる
ゴン!!!!←頭頂部ゲンコツ

ケイト「っ~~~~~~!!!!;←頭抱え
!!!!?;!!!?;」
フィン『ふざけるな!!!!!』真剣怒号


/ 5225ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp