第87章 神化(しんか)
廃棄神「違えるな――
そして履き違えるな―――
「癌と隠れ癌」が為しているのは、「価値の押し付け」、「ただの感情任せの暴走」だ
それも「責任の伴わない」、「どれも責任転嫁されたもの」だ
忘れるな――そこを違えた時点で、「癌」となることを―――
重きを置くべき所を、測るべき所を、違えるな―――決して」
その言葉が、重き想いが…全てに響いた
その日、
世界中に…その言葉が、重みある想いが、慈しみが、確かに響いた
人々の心に、その中に……―――
光と共にアスフィに原初の廃棄神が降臨(憑依)した矢先のことだった
アスフィ「炎穰……
これが……
私の…」
まじまじと見つめると…
炎を纏った神銃バーンに、神蜥蜴プルームの姿が側面に浮き上がるように焼き付き、神格となる術式が銃弾として核のようになって存在感をありありと、ヒシヒシとひしめくように示していた
アスフィ「……………神器」
『比類なき神器』へと昇華された銃を前に…←5101ページ参照
言い終えてから破顔し、ようやっと微笑みを浮かべた
アース王「誰ぞ絵師を呼べえええええ!!!
号外だ!!パレットとして売るぞ!!間違えたキャンバスだ!!!
誰ぞおらんのかあああああ!!!
見出しはこうだ!!!
『神化』!!!!降臨!!!!
いや、『神化』の方がいいか…実にわかりやすい!!(キラン)
それに降臨出来ると知られれば危険が、他国に脅威と見られることも」ぶつぶつ
顎に手を当てて考え込むアース王に…
アスフィ「お止め下さいと何回言えばわかるのですかああああああああ!!!!!!」メラメラ←爆炎が周囲に瞬く
ケイト「わああああ…大変だああああ」棒読み←頭が付いていってない
フィン「…‥…もう身に付けたのか(ぼそり)
(僕も魂と同じ状態に整地しないといけないね」顎に手を当て考え込む
リヴェリア「ああ…あっという間だったな(唖然)
(そうだな、私もしよう」頷く
ガレス「心の中で意気投合してどうするんじゃ;」やれやれ嘆息
アイズ「……凄い」
ティオナ「…(はっ!)
私も‥…やってみるべき?」
ティオネ「計算してのそれだと絶対出てこないわよ(ぺしっ)
やめておきなさい」
ティオナ「ちぇーっ;」唇尖らす
その日(7月4日)は…『神化』の日と名付けられ、お祭りとなった