第3章 家族として
ケイト「なんか…全身が真っ白だ」
ロキ「その発動した様子が、光彩陸離の煌めきとも言えるほどのそれそのものと化すから《ホワイト・ノヴァ》か。
うちの目にも神の力かと勘違いしそうやなあ。
迷宮内に一回瞬間移動してくれへんか?入るまで確信がつかん;」
ケイト「わかった」
それからテレポートで瞬間移動先の地点を教えてもらった後
やってみた結果、ダンジョンの中でもダンジョン自体は一切変化が起こらず、改めて『神の力』ではないことが証明された。
それからすぐ私室に戻って、発展アビリティについて教えられた。
スキルは変わらずだそうだ。
《狩人》…一度交戦し、【経験値】を獲得したことのある同種のモンスター戦に限り能力値が強化される。Lv.2時に発現。
Lv.2のランクアップ時にしか発現できず、短期間の内に大量のモンスターを撃退するという達成条件から手に入れるのは極めて難しいらしい。
《不屈》…自分より強い相手とだけ戦い続けたことで発現したユニーク発展アビリティ。Lv.3時に発現。
体力と精神力が枯渇しようとも、休もうと意識するまたは安心するまでは意識保持。
強者と戦う時、全体的にステイタスと威力の強化大。
《魔導剣士》…《魔導》と《剣士》の複合発展アビリティ。Lv.4時に発現。
剣と魔法の威力強化、効果範囲拡大、体力精神力効率化。魔法の威力・持続時間・対象数・効果範囲などを強化。
魔法を使用する上で様々な補助をもたらす魔法円(マジックサークル)を作り出すことが出来、剣による衝撃波もまた同様に伸びる。
《体精癒(たいせいゆ)》…《体癒》と《精癒》の複合発展アビリティ。体力と精神力(マインド)の自動回復。Lv.5時に発現。
『魔法』を行使した側から少量ではあるが精神力を回復していく。
『体力』もまた使った側から回復していき、疲れも瞬く間に消えていくほど。
ケイト「何これ!;えげつない!!;」
ロキ「そやろ?うちも初めて見た時は硬直するしかなかったわー;
あまりのぶっ壊れ性能っぷりに。
でもそれだけ徹夜で頑張ってたってことや。胸張り!」ぽんぽん
ホワイト・ノヴァがまだ消えてないのに、上から頭撫でてくれてる//←ちょっと嬉しい