第15章 人造迷宮
殿の二人が後ろからのモンスターを一掃し続ける。
周囲の暗殺者をLv.6以上の冒険者が吹き飛ばす。
前方からのモンスターをドンとラウル達の露払いの後、リヴェリアの魔法が焼き尽くす。
ヴァレッタ「ちっ…フィーン!!覚えてろ!!!
そいつ!名前、あーっ!!(ガシガシ)←思い出せず頭を掻きむしっている
…グレイロア!!てめえも殺してやるからな!!!」
ケイト「ぜえ…はあ…忘れておきます!」きっぱり
ヴァレッタ「ふざけんなあ!!」
フィン「こんな時まで…はあ、まったく君という奴は;」苦笑
ヴァレッタ「覚えてろ!!」
ケイト「忘れておきます!」
ヴァレッタ「てめえ最後までこれかよ!!どちくしょうがー!!!」ぴゅうううう
ギャーギャー言いながら去っていくのを見守る中、あるモンスターが出てきた。
ティオナ「ケイトだねえ」
レフィーヤ「ケイトさんですねえ」
ティオネ「ホントにねえ」←合流した人達
レフィーヤ「悪気はないんですけどね^^;」
ナルヴィ「知ってる!」
アリシア「和むわねえ、こんな時なのに」しみじみ
ラウル「本当に…^^;」
クルス「言えてる^^;」
戦場と不釣り合いすぎる。
他の人達曰く、ある意味ムードメーカーと化していたそうだ。
「あっはっはっはっはっ!」高笑
フィン「!デミ・スピリット!!」
ガレス「いかん!!」
リヴェリア「狙いはケイトか!」
未だ地に這いつくばったままの中、最後の刺客は真っ直ぐに私へ向けて近付いてきた。
ケイト「私が囮になる!置いていけ!!
あいつらの狙いは魔力を宿した私の血だ!
あいつらにとって私は生餌みたいなもんだ。
私から離れれば襲われない!!置いていk
ごすっ!!!
ケイト「???;」
脳天を拳骨で殴られた。
思わず力を振り絞って顔を上げて殴った相手を見ると、それはフィンで…
ざっざっ
私の前へ歩み、デミ・スピリットとの間に立ち塞がっていた。
フィン「言ったはずだ…僕を未亡人にさせないでくれ」←378ページ参照
ケイト「!!」
フィン「総員ケイトを中心に展開しろ!!決して、誰も死なせるな!」
『おおおおおおっ!!!』武器を上に掲げる
最後の戦いが幕を開けた。