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Unlimited【ダンまち】

第87章 神化(しんか)





エルフ達が叫ぶ中


ケイト「何騒いでんだ?」?
フィン「さあ?はははっ
大方、携帯払いの契約でもしに行ったんじゃないかな?」

乾いた笑いを浮かべる外なかった



そんなこんなで…

予約なしでもいつでも行ける神国銀行
と名高い場所(CMで)に、国王が代理も立てずに行こうとし…


流石に部下達に挙って止められ、大臣が代理で最速で行ってきたそうだ……;



さもありなん……;(苦笑&嘆息)



アマゾネス狩り

ボンゴレ狩り

どちらも同じこと
前者はベルクラネルの不始末、後者は沢田綱吉の不始末で起きた出来事だ
いや…起こした出来事と言ってもいい

狙ってやったではないにしろ、いずれにせよ…責任能力が破綻している


それが癌というもの、らしい



「自らの責任を果たさず全ての不始末を人へ被せ、人の良心を利用するだけ利用して蔑ろにする…人に強要してまで――自分にとってしか見ずに、相手視点に立たずに、自らのやりたいことだけを追い求めて暴走を繰り返し、波紋を拡げ続ける」…それが「癌」だから……特に、その中でも「主犯格の癌」は、「善という目的を掲げて正当化する始末に終えない魂」だから



癌は、特に後者は、『原初の始祖神』とは対極の位置に存在する―――



『魂が二重となった(原初の始祖神となった)』その瞬間から…

『魂が涸れ果てて死ぬ最期の瞬間まで、自らの魂を削られ、
全ての実在化の為に、寿命ごと削られ全てに分け与える意思無き傀儡(くぐつ)、生贄(いけにえ)』と化す

『寿命が無限にある原初の始祖神にしか出来ない役割』
『寿命が無限から一兆五千億年に縮まる』程度で済むから

他のものだと圧殺される理由は、そこにあるから
『どんな存在でも消えて欲しくはない』という『願い』、『全てを生かし続ける為』という『目的』の為だけに――


創世神と同じ意志を持ち、同じ寿命を持つものにしか、勤まらないから―――



『二重目の膜が行う削る行為』…『激痛という次元を超えた痛み』から、守るもの等ひとりもいはしない―守ろうとするものすらも……どんな意思があろうとも………どんな願いがあろうとも………何も叶うこと等ない…一つとしてすら……思うことすらも………その自由をも時間をも奪われ続ける…それが『実在化』であり、対価とするという意味だから……『全ての母体』だから


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