第87章 神化(しんか)
『可哀想なのはあんたでしょうが!!!!!!!!』
ケイト「たらーり)………;
ま…
まあ、置いといて…さ;
たはは(苦笑)
手をこまねいてる状況…わかる?
追い出したら消える
二度と生まれなくなる
チャンスなんて何も無い
『抜去』だから
抜き去ることだから
完全に取り除くことだから
生まれてくる存在達…そこから、完全に取り除く行為を指すから
癌の消滅よりも重い
癌ですらも転生する
消すほどかと言われたら………
出来んからやらないって言うか、やれないんよ
そこまで罪深いことやったかって言われたら…………
そうは言い切れんだろう?
勝手に動かされるのが嫌だって気持ちもわかるしさあ
でもやんなきゃ消えてたし」
アンナ『葉は甘いのよ
二度と逆らう気が起こらなくなるまで叩きのめすべきなのよ
ああいう手合いには!!!!』ゴゴゴゴゴゴゴゴ
葉『ま、まあまあまあ;(どおどお)←両手で制する
落ち着けって^^;』
アンナ『黙りなさい』
葉『いやでもさあ』
アンナ『黙れ
殺す』
葉『……悪い;』
アンナ『無視!!
無視してくる手合いには無視で
見る気もない相手に、見ろと求められる筋合いはない
出来る?』
葉『………頑張る』こっくり
アンナ『頼んだわよ』腕組&釘を差す
葉&ケイト『『はい;』』
地球に生存するのが40兆だとして
送金直前に、40垓中9を10へ
一瞬だけ負担が増えるだけ
無いも一緒
負担、ほぼほぼ無い、皆無に近い
実在化の力
それはケイトが送っているもの
自らの魂を削ることで、全体に付与し続けているもの
人のものではなく、『自分のもの』を全体に対して送っているもの
ケイト『人のものじゃないし俺のものなんだけど;』たらーり
それを食わないと生きられないのに何言ってるんだ
自分で自分の食う分も確保出来んくせに
といった感じに近い…
と言えばわかるだろうか?
うん…やっぱり僕はアンナと同じ魂なんだね
感じることも考えることも一緒だった
本気で許せないし怒るし、ましてやジッとなんてしていられない
そんな軽い問題なんかじゃない―――
カタストロフィよりも前…2日後の7月6日にハルマゲドンが起こるらしい
旧文明と旧世代に終わりを告げるのだとか…
予知で見たと、さくら達が残していった