• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第87章 神化(しんか)





再びフィンside

実在化に対しての想いも併せて全国に放映及び賞賛された←5142ページ参照
ケイト「なんでだああああああ!!;」当然のことしてるのに!という意
『…‥』じとおおおお

号外に載ったのは、例のあの言葉だけではない…


ケイト「ひとりひとりが、ひとつひとつが、その全てが…大事なものなんだ。

誰かにとっての価値なんて、関係無い。
重さも…痛みも…それには大小なんて、無いから。


おなじなんだよ…欠けちゃいけない、たったのひとつでも――掛け替えの無い存在だってことは」

そう…はっきりと、遠くを見据えて微笑して言い切るケイトの顔も共に――


その横顔は晴れ晴れとしており、絵になる一枚だったとだけ言っておこう



僕達は既に結婚式を2人きりで終えている
僕の両親とケイトの母と姉と義父母と義妹が共に既に霊として相席してもらっているし、墓前の挨拶も既に済ませている

確かに…2人きりの結婚式の方がいいね(頷)
意味合いが変わってしまったからこそ、というのも大きい訳なんだが……


僕もしたい!!
なんて言う訳にも行かず、吞み込んだ



1000垓――それが…主犯となる癌が殺した魂の総数だ


最初の癌が生まれた時の全ての魂の数は1000京だった

当時…創世神の親は、創世神と同じく完璧な存在だった…
だからこそ、1兆5000億年が過ぎようとも、魂の中身による耐用年数も関係なく実在化出来ていた
それは…寿命というものを取っ払っていたからだ

だから傷付くことも無く、殺されることも無く、壊されることも無く、消されることも無い
されたとしてもごっこ遊びにしかならない
そういうものとして作った

にも拘らず、癌は全てを消した


創世神の親の時代…
それらは全て――数字にして僅か2000年の間の出来事だった

実在化にも寿命を削ることも無く、完璧であったが故に皆で力を合わせて何なりすることで、寿命も無く、決して死なず決して消えない、永遠に生き続けていられるようにしていた

だが…今そうなれば癌までそうなってしまう



その為――その最悪の事態を避ける為に無意識の内に、創世神のまま新たに魂を生み出すことを避け、魂を7柱生み出す際に原初の神々8人に分離した後に新たに魂を次々に生み出すという行動に走り、無限の寿命を削るという体制を築いたと言う―――


/ 5225ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp